季節の変り目は、寝違いやぎっくり腰を起こす方が多いですね。朝起きがけにピキッと痛める場合や、段々と首が動かなくなる場合もありますが、どちらも首をこれ以上動かせない、ではないでしょうか。

先日私も数年ぶりに寝違いを発症し、色々試してみましたが、1週間痛みが引きませんでした。。。知り合いの鍼灸師さんに夜頼み込み、ある程度は楽になりましたが、結局はこの体操で治し切りましたので、紹介させていただきます。

少しでも動かすと激痛が走る時の起き上がり方

①首を固定したまま横向きで起き上がる

②一度休憩し、ゆっくりと腕だけ動かす。何回か腕を振ったり上げたりを繰り返し、また休憩をする。

③可能であれば立ち上がり、冷凍庫から冷やす『物』をタオルかハンカチで包み首に当てる。凍っていれば何でも良いので20分アイシングして下さい。この間一ミリも首を動かさない。

④起き上がってから40分程で痛みが落ち着き、服を着たり・トイレに行く時も首を動かさないようにして下さい。

安静第一ですが、激痛であれば1ミリも動かさずに近くの整形外科または整骨院・治療院へ行きましょう。

寝違いを直ぐに治す方法part1

1、痛むところまで首を動かします。

2、そこで一度静止し、両手で顔をホールドします。

3、元の位置に戻そうと力を入れて下さい!!更に首が元に戻らない様に手で抑えて下さい!!
※これを拮抗運動と言います。

4、10秒力を入れたら、3秒休憩しましょう。
これを5セット繰り返します。

5、あら不思議、ちょっと動くようになる!

寝違いを直ぐに治す方法part2

これはご自身でマッサージ&ストレッチとなります。

1、痛む側の脇の下(腋窩)を揉みましょう。

2、大胸部~脇をグルグルとこねる様に揉みましょう。

3、ある程度揉んだら、両手をバンザイ→上腕三頭筋をストレッチします。

4、両手を腰の後ろに回し、ずいっと伸ばしましょう。

5、あらっ不思議!けっこう楽になります!!

寝違いを直ぐに治す方法part3

動画の様に、肩関節を【前→上→後ろ→下】に大きくゆっくりと回します。

肩こりや頭痛でお悩みの方、四十肩五十肩の方にも有効ですので、是非お試しください。

寝違いを3回で楽にする施術内容

1、首の筋肉が炎症を起こしている状態なので、首から背中にかけて氷で15分程冷やす。

2、やや動かせる様になったら、腋窩(脇の下)を動かしたり、腕を動かし首の筋肉を遠目からほぐす

3、肩甲骨下目から首にかけて優しく指圧

4、僧帽筋をほぐし首に後頭~耳の後ろまで柔らかくし

5、電気治療をかけ、重度の方には超音波治療で首の筋肉に照射

6、冷湿布が効果的です。痛みは炎症が引くまで3日~1週間程度かかりますので、続けて治療をしましょう。

上記は整骨院での治し方となりますが、もしも夜中や治療院の時間外で発症してしまったら・・・?こちらをご参考下さい↓

漫画「ゴットハンド輝」でお馴染みの、寝違い対処運動となります。

寝違いの治し方も色々ありますので、ご自身に合った体操を見つけてみてください。

テーピングをすると痛みが消える

1、頚部可動域制限は後屈以外見られないので、機能的テープを
2、棘上筋・肩甲挙筋・板状筋が頚部の動きをスムーズする様に
3、V字テープ×3 頚椎に向かう様にテンション25%

40代男性、負傷した当日来院。
上図の様にテーピングを首に貼ったところ、二日後には痛みが無く、後屈も可動域制限は正常に戻っていました。貼った瞬間から首の動きが違うと感じるのが特徴です。

寝違いには、アイシングも大切ですがテーピングも効果があります。
服から見えないように貼れ、湿布で痛みが引かない場合などオススメです。痛みが中々取れない、振り向く際に痛みが残っているという方は一度試して下さい。