朝起きたら、首が動かない。

「振り向くだけで痛い」
「上を向けない」
「肩甲骨までズキッと痛む」
「仕事があるのに、この状態では困る」

寝違えで来院される方を長年診ていますが、同じ「寝違え」でも状態はかなり違います。

まず見るのは、

「今、この人の寝違えはどの段階なのか?」

ということです。

炎症が強くてほとんど動かせない人と、ある程度動かせる人では、使う治療機器も施術内容も、回復までの目安も変わります。

首はどのくらい動かせますか?

寝違えの患者さんは、痛い場所だけでなく、来院されたときの姿勢にも特徴があります。

痛みで首をすぼめて、亀のように首全体を固めている方。

首を左右どちらかに傾けたまま来院される方。

そして症状が強い方の多くは、後ろを振り向く動作がかなり制限されています。

まず、

「右を向けるか」
「左を向けるか」
「上を向けるか」
「下を向けるか」

実際に動かしてもらいます。

その「固まり方」と「痛みが出る方向」を確認して、どのパターンなのかを考えていきます。

どのくらいで改善するのか?

寝違えで来院された患者さんに、私が大切にしていることがあります。

それは、

「今どのくらい炎症しているのか」
「どの程度の寝違えなのか」
「回復までどのくらいかかりそうなのか」

をできるだけ具体的に伝えることです。

炎症がかなり強く、首をほとんど動かせない状態なら、1回の施術ですべて改善させるのは現実的ではありません。

逆に、ある程度動かせる状態なら、早い段階から可動域を戻す施術ができます。

「この程度なら5〜7日くらい」
「これは7〜10日くらい」
「ここまで炎症が強いなら2〜3週間くらい」

ざっくりですが、凡その治療期間の目安をお伝えします。

寝違いのカテゴリー分け

私が寝違えを診るときの一つの目安です。

ステージ3|症状が強い

ほとんど首を動かせない。

少し動かそうとするだけでも強く痛み、首全体を固めているような状態です。

この段階では、無理に首を動かすことよりも炎症を落ち着かせることを優先します。

主に、

・超音波治療を長めに照射
・背中〜肩甲骨周囲の筋膜リリース
・必要に応じて頚椎カラー

などを行います。

回復期間の目安:2〜3週間程度

ステージ2|中等度

首は少し動かせる。

でも、ある角度まで動かした瞬間に「ズキッ」と強い痛みが出る。

この段階では、ハイボルト治療を中心に、少しずつ首の可動域を戻していきます。

必要に応じて骨盤周囲のバランスも確認します。

回復期間の目安:7〜10日前後

ステージ1|軽度

日常生活はある程度できる。

ただ、

「後ろに反らすと、あっ痛い」
「振り向いた最後だけ痛い」

というように、特定の動きで痛みが残っている状態です。

この段階では、

・ラジオ波治療
・首の牽引
・可動域を戻すリハビリ

などを行います。

回復期間の目安:5〜7日程度

※回復期間は当院での臨床上の目安であり、症状や原因によって個人差があります。

 

当院の施術方法

寝違いで痛めた個所が気になるところですが、実は過緊張を起こしている筋肉や神経が

背中
肩甲骨の内側
脇の下

です。ここをじっくり緩めてあげると、首の緊張が和らぎます。

首だけ施術しても動きが戻りにくい為、患部の状態を確認しながら、背中・肩甲骨まわり・脇の下まで施術します。

そのうえで、症状の強さに合わせて超音波・ハイボルト・ラジオ波・可動域リハビリなどを組み合わせ、首が動きやすい状態を作っていきます。

寝違いでお勧めな物理療法

●ほとんど動かせない

炎症が強い場合は超音波治療を長めに行います。

無理に可動域を広げるより、まず炎症が落ち着いてくるのを待ちます。

●少し動かせる

一定の角度で強い痛みが出る場合は、ハイボルト治療を使うことが多くなります。

そのうえで、少しずつ可動域を広げる施術を行います

●まぁまぁ動かせる

炎症の強い時期を越えていると判断した場合は、ラジオ波で温めながら、牽引や可動域リハビリを行うことがあります。

「今どの段階なのか」
「何の治療が最適か」
「いつまでに改善したいのか」

患者様一人ひとり千差万別ですが、なるべく早く改善させ生活スタイルに寄り添った治療プランを提供しています。

 

起き上がる瞬間が要注意

施術直後に首がかなり動きやすくなる方もいます。

ただ、そこで油断してほしくありません。

寝違えの患者さんで意外と多いのが、

自宅に帰って横になり、そこから起き上がった瞬間にまた激痛が走るケースです。

そのため症状によっては、

「仰向けから一気に起きないでください」
「一度横向きになってから身体ごと起こしてください」

といった、家での身体の使い方までお伝えします。

治療院を出た瞬間だけ楽になればいいのではなく、家に帰ってからどう過ごすかも回復には大切です。

テーピング、頸椎コルセットもおすすめ

「仕事があるので休めない」という方には、症状に合わせてテーピングや頸椎コルセットを使用します。

  テーピング 頸椎コルセット
おすすめ 仕事などで安静にできない 首をほとんど動かせない
目的 首を動かすときの負担を軽減 首を支えて動きを抑える
注意点 かぶれ・汗による剥がれに注意 症状に合わせて使用
料金 500円〜 3,300円〜

※テーピングや頸椎コルセットは補助的に使用するもので、症状を確認したうえで必要な場合におすすめします。

施術料金

保険診療のみのご希望の方もいらっしゃいますが、保険診療ですとかなり限定的な治療範囲となります。寝違いの原因は首だけではないので、自費診療追加も視野に入れて頂くと、治癒力向上に繋がり早期回復が期待できます。

症状に応じた追加施術

頚椎カラー3,300円〜

超音波治療 10分 +1,900円
ハイボルト治療 +2,500円
ラジオ波治療 +3,500円
頚椎可動域アップリハビリ +1,600円
テーピング 500円〜

実際のお会計の目安

初回 6,000〜9,000円程度
2回目以降 4,000〜6,000円程度

※症状や施術内容によって料金は異なります。

必要な施術内容と料金は、状態を確認したうえでご説明します。

になるケースが一つの目安です。

必要のないオプションをすべて付けるわけではありません。

首の状態を確認して、その日に必要と判断した施術をご案内します。

季節の変わり目に要注意

寝違えは「枕が合わなかった」だけが原因とは限りません。

当院では首の状態だけでなく、痛くなる前日の過ごし方や睡眠環境も確認します。

確認すること 具体例
疲労 長時間の仕事・運転・スポーツ・睡眠不足
仕事中の姿勢 パソコン・スマホ・長時間の同じ姿勢
寝る前 ソファで寝落ち・長時間のスマホ・飲酒
睡眠環境 枕の高さ・寝姿勢・冷暖房
身体の緊張 首・肩・背中・肩甲骨まわりの張り

季節の変わり目は要注意

特に夏から秋、冬から春など、気温が大きく変わる時期は寝違えが増える印象があります。

昼夜の寒暖差や冷暖房によって、寝ている間に身体が冷えやすくなる時期でもあります。

チェックポイント
□ 冷暖房の風が身体に直接当たっていないか
□ 朝方に身体が冷えていないか
□ 気温に合った寝具を使っているか
□ 疲労や睡眠不足が続いていないか

寝違えを繰り返す方は、**「どんな日の翌朝に痛くなったのか」**を振り返ってみてください。原因を探すヒントになります。

腕や手~指先に痺れや力が入らない場合

ここだけは非常に重要です。

首が痛いだけではなく、

・腕や手までしびれる
・握力が落ちている
・指が動かしにくい
・物を落とすようになった
・脚まで症状がある
・歩きにくい

このような場合は、単純な寝違えではない可能性があります。

頚椎椎間板ヘルニアや頚椎症などが疑われる場合には、無理に整骨院で施術を続けず、整形外科で画像検査などを受けてもらうことがあります。

寝違えでお困りの方へ

軽い寝違えであれば、自然に改善することもあります。

ただし、日常生活に支障が出ている場合は早めの施術をおすすめします。

このような場合はご相談ください
🚗 車の運転で後ろを向けない
💼 明日も仕事なのに首がほとんど動かない
🏃 仕事やスポーツへの復帰を急いでいる
✈️ 旅行・試合・大切な予定が控えている
🔁 寝違えを何度も繰り返している

和ごころ整骨院では、首の動きや炎症の程度を確認し、現在の状態と改善までの目安をお伝えしたうえで施術を行います。

「この程度で行っていいのかな?」という場合でも、お気軽にご相談ください。