「お尻から太ももにかけて痛い」
「太ももの前側が痛む」
「すねの外側がしびれる」
「足全体がはばったい感じがする」
「足先までシクシク痛む」

坐骨神経痛の症状は、「しびれ」だけではありません。

痛い、重い、シクシクする、はばったい、感覚がおかしいなど、患者さんによって表現はさまざまです。

共通しているのは、お尻から太もも・膝裏・すね・足先にかけて、何らかの痛みや違和感が出ていることです。

和ごころ整骨院では、症状が出ている場所だけではなく、腰・骨盤・臀部の動きや、どの動作で症状が強くなるかを確認して施術内容を決めています。

坐骨神経痛の5タイプ

当院では、症状の出方や身体の動きを確認し、施術計画を立てるために大きく5つのタイプに分けて考えます。

タイプ 主な特徴 確認するポイント
腰から来ているタイプ 腰を曲げる・反らすと脚の症状が変化する 立位で前屈・後屈・回旋を確認
臀部・梨状筋周辺タイプ お尻の痛みが強く、臀部を伸ばすと症状が変化する 坐骨周辺の圧痛・胡坐・臀部ストレッチ
ヘルニアを疑うタイプ 腰から脚にかけて強い痛み・しびれが出る SLRなどを確認し、必要に応じて整形外科へ
脊柱管狭窄症を疑うタイプ 歩き続けると脚がつらくなり、休むと再び歩ける 歩行状態・後屈時の症状・医療機関での検査歴
複数の原因が重なるタイプ 長期間症状が続き、基礎疾患や既往歴なども関係している 医療機関での診断・治療状況も確認

この5タイプは医学的な診断分類ではなく、和ごころ整骨院で施術内容を検討するための目安です。

座位で確認する3項目

確認項目 動作 確認するポイント
① 前屈 座った状態から身体を前へ倒す 前屈できる範囲・脚の症状の変化
② 足首まで手を伸ばす 両手を足首方向へ伸ばす 腰・臀部・太ももの柔軟性
③ 胡坐 胡坐から腰を伸ばして前屈 臀部の痛み・脚への放散症状

特に胡坐ができるか、胡坐から前屈したときに症状がどう変化するかを確認します。

立位で確認する4項目

確認項目 動作 確認するポイント
① 腰の可動域 前屈・後屈・側屈・回旋 動きにくい方向・脚症状の変化
② 前屈時の背骨 立位から前屈 身体や背骨の左右への偏り
③ 左右の回旋 身体を左右へ回す 左右差・回りにくさ
④ 後屈時のしびれ 腰を後ろへ反らす お尻・脚のしびれの出現や増強

必要に応じてSLRなども確認し、医療機関での検査が必要と判断した場合は整形外科を優先します。

坐骨周辺の圧痛

坐骨周辺への刺激と身体の動きを組み合わせて、症状の出方を確認します。

チェック 確認すること
坐骨周辺を押す 強い圧痛があるか
圧迫したまま確認 お尻から脚へしびれ・痛みが広がるか
腰を動かす 前屈・後屈などで症状が変化するか
臀部を伸ばす ストレッチで放散痛が強くなるか

圧痛 + 動作 + しびれの変化を組み合わせて、施術する場所と方法を決めます。

タイプ別の施術方法

症状のタイプによって、使用する機器や施術内容を変えます。

タイプ 主な施術 施術方針
腰から来ているタイプ 手技・ストレッチ・骨盤へのアプローチ・可動域改善 腰・骨盤・股関節の動きを整える
臀部・梨状筋周辺タイプ 超音波・ラジオ波・手技・臀部ストレッチ 坐骨周辺と臀部を中心に施術
ヘルニアを疑うタイプ 手技・ラジオ波・ストレッチ・運動療法・マグフォース 神経症状を確認し、必要に応じて整形外科を優先
脊柱管狭窄症を疑うタイプ 手技・牽引・ストレッチ・ラジオ波 医療機関での診断内容を確認して施術
複数の原因が重なるタイプ 運動療法・体操を中心に調整 医師と相談しながら進める

施術選択の流れ

臀部への施術について

対象 当院での対応
成人 施術部位と目的を事前に説明し、同意をいただいてから施術
女性 臀部へ直接触れる必要がある場合は、施術内容・範囲を事前に説明
未成年 保護者へ説明し、原則として保護者同伴時に施術

坐骨神経周辺や梨状筋など、症状によって臀部へ直接施術する場合があります。

説明と同意を行ったうえで必要な範囲のみ施術します。

施術前後の変化を確認

施術前後のチェック 確認する変化
起き上がり ベッドから楽に起き上がれるか
歩行 歩きやすさが変化したか
腰の可動域 動かせる範囲が変化したか
脚の症状 痛み・しびれ・違和感がどう変化したか
本人の感覚 来院前と比べてどう感じるか

施術者側だけで判断せず、患者さんご本人にも施術前後の変化を確認していただきます。

症状別の回復期間

当院での臨床経験をもとにした目安です。

症状 状態 改善期間の目安 通院頻度
軽症 日常生活は送れるが、脚のしびれ・違和感が気になる 約1か月 4〜5日おき
中等度 特定の動作をすると脚にしびれが出る 約2か月 2〜3日おき
重症 動作に関係なく、常に脚のしびれがある 約3か月以上 1〜2日おき

症状の原因、年齢、基礎疾患、運動習慣などによって回復期間は変わります。

強い神経症状がある場合は、上記の期間を目安にせず、医療機関での評価を優先することがあります。

【画像④挿入:坐骨神経痛「症状に合わせた通院期間と頻度」】

改善に時間がかかりやすいケース

確認項目 回復に影響するポイント
運動習慣 日常的に身体を動かす機会が少ない
仕事環境 長時間の座位が続く
体重 腰・骨盤・下肢への負担が大きい
柔軟性 臀部・股関節が硬い
筋力 腹部・体幹の筋力が低下している
自宅ケア 運動・ストレッチを継続できていない
基礎疾患 糖尿病などがあり医療機関での管理が必要

基礎疾患がある場合は、医療機関での管理状況も確認しながら施術計画を調整します。

腹部と臀部の運動

自宅ケア 目的
腹部・体幹トレーニング 腰・骨盤を支える力をつける
臀部ストレッチ 臀部・股関節の柔軟性を高める
継続的な運動 日常生活で身体を動かす習慣をつける

運動内容は症状によって変わります。強いしびれがある場合は、状態を確認してから運動内容を決めます。

坐骨神経痛の施術料金

  内容 料金
初回 初診3,500円+施術1,600円+超音波300円 5,400円
2回目以降 保険診療1,000円+施術1,900円 2,900円
ラジオ波追加 症状に応じて追加 +4,500円

使用する機器は毎回固定ではなく、症状と身体の状態を確認して選択します。

※健康保険の適用については、負傷原因や症状によって異なります。慢性的な症状は健康保険の対象とならない場合があります。

整形外科を優先する症状

症状 対応
脚の筋力が急に低下した 整形外科を優先
歩行が急激に困難になった 整形外科を優先
強いしびれ・麻痺が進行している 整形外科を優先
排尿・排便に異常がある 速やかに医療機関へ
安静時にも強い痛みが続く 医療機関で評価
発熱など全身症状を伴う 医療機関で評価
大きな外傷後に発症した 医療機関で評価
短い距離でも休憩しないと歩けない 整形外科で評価

必要に応じて、整形外科で画像検査を含めた評価を受けることをおすすめします。

そのしびれを、あきらめないでください

坐骨神経痛は、同じ「脚のしびれ」でも原因や症状の出方が一人ひとり違います。

腰から影響しているのか → 腰・骨盤を確認

臀部から影響しているのか → 坐骨周辺・梨状筋を確認

神経症状が強いのか → 医療機関での検査も検討

和ごころ整骨院では、座位・立位での動き、胡坐、前屈・後屈、臀部の状態などを確認し、現在の身体に合わせて施術計画を組み立てます。

坐骨神経痛・お尻から脚の痛みやしびれでお困りの方は、和ごころ整骨院へご相談ください。