ハイボルトとは高電圧の電気を用いて、患部に直接刺激を与える医療機械です。
筋肉は脳からの電気指令で
・収縮(筋肉が縮むことと)
・弛緩(筋肉が伸びること)
を繰り返して身体を動かしています。
しかしこの収縮と弛緩を繰り返していくと、筋肉が疲労してしまい老廃物が筋肉内にどんどん溜まっていってしまいます。こうなると筋肉の動きが悪くなり凝りの原因となりますし、ケガのリスクも増えていってしまいます。
そこでハイボルト治療が有効になっていきます。
左手に持っているパットを身体に貼り、右手のニードルで電気を流していきます。
このニードルを当てることにより、直接筋肉に脳からの電気指令よりも強力な電気を流すことができ、筋肉をかなり強く収縮していきます。
時間にして1か所1分間。
電気を落としていくと、強く収縮していた筋肉が急激に弛緩され、筋肉に柔軟性ができます。すると筋肉内では、血流の流れが良くなり、溜まっていた老廃物が流れていきます。筋肉の状態が良くなることで痛みが軽減することができ、患部がスムーズに動かしやすくなったりします。
R.1.7 患者様は今春4月にスケボーで転倒し、腕が挙がりにくかったとのことでした。ハイボルトをかけると初回の施術で80%改善したそうです。撮影のご協力ありがとうございました。
ハイボルト治療が有効な症状『頚肩編』
ハイボルト治療は幅広い症状に対応することができます。
【寝違え】
朝起きた時に頚が回らない!!
経験をしたことがある人も多いかと思いますが、寝違えを起こしてしまうと頚から背中の筋肉が緊張してガチガチに固まってしまいます。そのため筋肉が元に戻るまで時間がかかってしまい、3~7日痛みや可動域が制限されてしまう症状が出てしまいます。
そこに緊張している筋肉に、ハイボルトを当てることで筋肉内の血液の流れが一気に良くなり、痛みの軽減と動かしやすくなります。こうなると完治する日数が早くなるのでオススメの治療です。
【首・肩の凝り】
この症状に悩まされている方も多いと思います。凝り症状があるということは軽度問わず、筋肉に老廃物が溜まって硬くなっていきます。肩が動かしにくくなり背中が突っ張りますよね?頚部だと気分が悪くなったり、頭痛といった症状が現れるます。
そこで、ハイボルト電気をコリの中心にピンポイントで当てていきます。電気を当てていくと血流の流れが良くなりますので、一気に肩の軽さが出て楽になります。
※凝り症状も外傷と同じく、いつ何をしてどこが痛いかが非常に大事になってくるので、それによって当てるポイントが全然違います。
【五十肩】
人は年齢を重ねる上で、関節の中の水分が減っていきます。※関節は水風船に覆われていると考えてみて下さい。
この水風船の水が年齢と共に減って、萎んでしまうんですね。萎んでくると風船が骨に密着してしまいます。密着すると関節が動きにくくなってきます。これが五十肩のイメージです。
この密着した状態に電気を通し、水を再度流し込むことが可能です。回数はかかりますが、4,5回で効果が出てきます。
ハイボルト治療を受ける前のお願い
症状や痛む動作で当てる場所が変わってくるので、患者様には3つ教えて頂きたいことがあります。
①どういう時に
②どういう動きで
③どの箇所が痛いのか
①外出中なのか?家で起きたのか?など場所が関係あります。
スポーツをしていてなのか?家事をしていたのか?などシチュエーションが重要となってきます。
②は動きです。
捻った・転倒した・打ったなどどういう動作をして痛めたのかが大事になってきます。
③どの箇所か?
その箇所が何故痛くなったのか?原因を探します。違う場所が元となっている可能性があります。もしかすると、心当たりとは違ったことが原因の可能性もありますので、どんな小さなことでも教えて頂ければ幸いです。
片側1部位1,200円
料金の説明となりますが、おおよそ10分1,200円です。
今回は右肩周りにハイボルトを施術し、1部位カウントとなります。
左肩も追加したい場合は、追加料金となります。腰部も同じですので、ご理解の程よろしくお願いいたします。