2016年4月22日、横浜市金沢中学校体育館にて、テーピングの貼り方のワークアウトをさせて頂きました。
撮影にご協力頂いた横浜フェニックスの皆さまおよび保護者様、誠にありがとうございます。
この記事はリライトです。当時は中学生でしたが、現在は東海大相模高校に進学し、エースになる為日々奮闘しています。
内側半月板炎テーピング
バスケットも上手く、未来のスーパースターと言っても過言ではありません!
ほんとにテーピングをたら楽になるのー?と不安げな顔の彼女……
どうゆうときに痛む?調子はどう?等の選手との会話を大事にしています。
彼女は、ジャンプや切替し時に段々と膝の内側が痛くなってきたとの訴えがあります。
テーピングを貼る前に、テーピングが剥がれにくくするクリームを塗ります。
ちょっとヒンヤリしてて気持ち良いんですよ。
テーピングを貼って行きます。
ユニフォームとバスパンの色に合わせて青色から。
膝のテーピングですが、ピンとテープが伸びてしっかり役割を果たす様に、膝を90℃くらいに曲げて巻きましょう!
既に知っている方も多いかと思いますが、テーピングの角は丸く切りましょうね!そうすると剥がれにくくなります。切らないと、ピラッと剥がれます。
テンションをかけながら、シワがでないように引っ張りながら貼ります。
膝の部分が、上半身の方に引っ張られている感じがあればOK!
最後は剥がれ防止で、1周くらい巻き付けます。
最後の色はオレンジ!ユニフォームの番号の部分がオレンジだったのでオレンジにしました。
ユニフォームがオレンジと青の色のなので、その色に合わせたテーピングをしています。他にも沢山の色があるので、自分好みのテーピングをチョイスッ!
色があるとテーピングというより、1つのファッション的な感じになります。テーピングと聞くと茶色のイメージがあり、巻いている人を見るとなんだか痛々しいですよね。
色付きのテープで、痛々しさや恥ずかしさを無くします。
これだけでも、パフォーマンスを抜群にバックアップできます。
オスグットテーピング
中学生や小学生の成長期には、成長痛等で膝が痛くなることが多々あります。その痛みに対してもテーピングは効果アリです。何もしないよりかはしてた方が気分的にも良いと思います。
まずは、どう動かしたら痛いのか・どのような時に痛むのか?等を聞きます。
一番大事にしているのは、バスケ好き?とか世間話を患者さんと楽しんで話すことです!
選手の脚のサイズにあわせて、一番動きやすい様計算します。
問診をしながら、テーピングをどう巻くか?長さはどうするか?を頭の中で計算しながら、選手が一番動きやすくあまり気にならない様な貼り方を考えます。
貼りながらも楽しくお話をする事を忘れません。
「ここでテーピングを強く引っ張ると、太もも(大腿直筋・内側広筋・外側広筋・中間側広筋(大腿四頭筋)等の筋肉の活動を)バックアップできるよー」等、難しい専門用語は簡単に略し、学生でも分かりやすく説明もします。
真ん中に切り込みを入れて、筋肉に沿いながらテンションを掛けていきます。
木の枝分かれのような感じで、細かい筋肉をバックアップできるよう貼って行きます。
ユニフォームの色に合わせた色で選手も大満足!
この様な感じで、すごくめり込んでますね。
あまり見たことのないような貼り方ですが、脚が引き締まる様な感じがして、動きやすくなります。
テンションをかけて、筋肉をしっかり引っ張るのがポイントです。
シワシワにならない様にピンッと貼り、剥がれない様に最後は良くさすります。
筋肉に沿ったテーピングを施すことで、筋肉の活動性を助けてケガのリスクを減らすことができるのです。
シュートの打ち過ぎで腕が痛い!時のテーピング
練習が終わって、腕が何だか痛むってことはありませんか?
疲労が溜まり続けると筋肉が硬直していき、大きな怪我に繋がってしまう場合が大いにあります。怪我をする前に疲労を回復していきましょう!
「シュート練習をし過ぎて、腕に痛みがあるなー」
「明日試合なのにどうしよう…..」等
練習熱心な方にはよくあることですよね。
シュートを打つ時に必要となってくる上腕二頭筋・三頭筋・三角筋をバスケマンは鍛えようとします。他には、大胸筋や手首を鍛えます。
シュートを打つ時に痛くなるのはだいたいが、二頭筋・三頭筋・三角筋です。
シュートを打つ時によく使う筋肉を沿いながら巻いてみました。
色もユニフォームと一緒なので、なんだかカッコよく見えます!テーピングをしてしまうと肘が思う様に動かない事がありますが、この巻きかたをすると思う様に曲げることができます。
巻いてからの練習でも気持ちよくシュートを打ってくれました。
テーピングはただ巻くのではなく、パフォーマンスに影響があまりなく、意味のある巻きかたをしなければ効果がありません。
シュート確率も上がるテーピング&腕のマーサージ
シュートで大事なのは、腕全体をバランスよく使うかにあります。その他にはホームの美しさやリズムの使い方と様々です。一番重要なのが、自分が打ちやすいリズム・ホームを見つける事!
入らない理由として、
①腕に力が入っていない
②バランスが悪い
③リズムがバラバラ
⑤身体が一直線に真っ直ぐ伸びていない
⑥腕が真っ直ぐに伸びていない 等
入らない欠点はどこなのか?を確認しましょう。誰かにビデオを撮ってもらって確認するのが一番わかりやすい方法です。
正しくは、脚の力が腕に伝わりスムーズにボールを押し出して、腕を真っ直ぐに伸ばすことです。
大人気のステファン・カリーのシュートホームです。腕がビシッと伸びてますよね。
ビシッと伸ばすには?シュート練習を繰り返し繰り返し行うのも勿論大事ですが、ここが今回のポイント!⇒腕の筋肉を常に和らげしなやかにしておく!
前腕と手首の固定
彼女は少し腕が疲れるとの訴えがあり、前腕伸筋と手首の固定をしました。
手のひらは、ボールで滑らないようにするのがポイントです。
素晴らしい写真をありがとうございます。
シュートの確率を上げるにはこれをやるべし!
①尺側手根伸筋
②尺側手根屈筋
③浅指屈筋
④橈側手根屈筋
⑤腕橈骨筋
上記の5つの筋肉を狙ってマッサージをしていくと腕が軽く感じ伸びるとこまで伸びてくれます!
手で押さえている長掌筋から①~⑤までの筋肉に沿ってマッサージをしていきます。
腕はダランと力を抜きリラックスしています。
痛みがあるときは筋肉が固まっているので、多少の痛みは耐えましょう。
こちらをご参考下さい。
最後は手と腕全体を優しく揉んで終了です。
腕のケアにサポーターも有効ですね。NBA選手が巻いてるとそれだけでカッコイイ気がしました。
このようにシュートで最も重要な腕をケアすることは大事になりますよね!
シュートホームを直す・リズムを直す等勿論修正をしなければならないものですが、シュートで一番大事なのは、腕がピンっと伸びているか!?ということです。
マッサージをやるとかなり楽になりますよ!是非試してみてください!
テーピングのメリット
①怪我の予防
競技やポジションによって怪我をしやすい部位があります。怪我をしやすい部位を予想して、テーピングで補強することで怪我を予防します。
②怪我の再発防止
一度怪我をするとそれがクセになる事があります。(足首の捻挫等)テーピングによって患部の痛みを減少させ、怪我の再発を防ぎます。
③応急処置
怪我の直後にテーピングをする事で、患部を圧迫・固定をし炎症の悪化を防ぎます。(まずは、患部をガンガンに冷やすことが望ましい)怪我後腫れや痛みが酷ければ、テーピングは行わず、お近くの整骨院に駆けこんで下さい。
④プレー中の除痛
プレー中の痛みを少なくする為に巻きます。
テーピングの有効性
~可動域を制限させる~
ねんざ、脱臼、靱帯損傷など、関節が通常動ける範囲を超えてしまった「可動域異常」の場合に、テーピングによって関節の動く範囲を適度に制限します。
~障害部位の補強~
ケガなどで弱くなった筋肉、関節、靱帯などを補強します。患部を圧迫・固定して患部へのストレスを分散させます。
~心理的安心感~
ケガに対する不安を軽減し、安心してプレーに集中することができます。
テーピングを巻く時に注意すること
☝巻く前に性格の判断を!
テーピングが適しているか?ケガの原因・状態によって、テーピングが適しているかを判断する必要があります。外傷がある場合はテープの粘着剤や粘着スプレーがダメージを与える場合もあるので注意しましょう。
☝適切な巻きかたを!
目的、ケガの程度、部位、体型等によって、様々なテーピングの巻き方(技法)があります。使い方を間違えると効き目がないだけでなく、逆効果になる場合もあります。どの巻き方が最も効果的かをよく考えましょう。
☝巻く時はポジションに気をつける!(姿勢)
テーピングを巻かれる人と巻く人が正しい姿勢や角度で行うことで、本来の効果が期待できます。不適切な姿勢では、有効なテーピングはできませんので注意しましょう。
☝シワはなるべく作らない様にピンッと貼る!
巻く部位の形に合わせられずシワやたるみができると、十分な効果が得られなかったり、痛みや水ぶくれなどの原因になるので注意しましょう。
テーピング貼る際は、常に相手と会話をしてください。巻いている時に、固くはないか?しっかり筋肉が伸ばされているか?不快な感じはしないか?常にコミュニケーションを取ることが大事です。
和ごころ整骨院ではカラフルなテープを使って、選手達のパフォーマンスをバックアップします!
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