「指のがげ伸ばしが痛い!」
「寝起きに指を曲げたら伸びなくなったよ!?」
「親指を動かすとかなり痛い!」

このような症状はありませんか?

指を動かす筋肉の使いすぎで起こる『腱鞘炎(けんしょうえん)』の方は

・指の動きが思うようにスムーズにいかない
・指を動かすたびに痛みが伴ってしまう

ばね指とは

手作業の仕事、主婦であれば家事、日常生活の広い範囲で支障がでる症状です。

腱鞘炎の中でも、指の動きが制限されたり、ひっかかる所を過ぎた時に「ピキーン」と急に指が伸びる。ばね指とは、指を伸ばそうとしたした際に、引っかかった状態になります。
さらに力を入れると、弾けるように伸びます(弾発性現象)『ばね現症』が起きる事を一般的に『ばね指』と言われます。

指を曲げる際に動く屈筋腱が炎症して腱鞘が狭くなる事でこのような現象が起きます。

バネのようにパチーンって弾けてるの?

弾けます。

まだ私は経験したことがありませんが、患者さんのお話を聞くと、ほんとにパチーンと弾けて伸びて、動かせなくなります。手が握れなくなるといった症状がでます。

手を曲げる筋肉の所は細い腱になっていて、腱を指に合わせるために『腱鞘』というものが、腱以外の組織とぶつからないように、トンネルみたいに腱を包んでいます。上の画像で言えば、水色の部分です。

腱鞘のお陰で何も邪魔なくスムーズに動きができるのですが、炎症で腱が腫れるとその間を通りにくくなって引っかかります。

どこの指にも起こりうるものですが、親指に一番起こりやすく、2番に中指、3番に薬指といった感じです。

指を使いすぎれば傷んでいくもの?

・テニス・バドミントン・ゴルフなど
・握る動作の多いスポーツに起きやすいです。
・中高年の女性にも起きることで有名ですね。
・糖尿病や透析を持つ人はとくになりやすいものです。

ばね指の一番の原因は「使い過ぎ」によるもの。
使いすぎれば傷んで弾けます。
風船も空気を入れすぎたら破裂しますよね。それと一緒です。

ばね指の患者さんのほとんどが

・慢性的な肩コリをもっている

・筋肉がガチガチ。柔軟性がなく身体が硬い状態

・手の力みを上手く抜くことができない など

使う筋肉が硬くて、尚且つその筋肉を使い過ぎている方に多いです。

伸ばす時と、曲げる時どっちが痛む?

ばね指の主な症状としては、指のつけ根の「痛み」が一番かもしれません。

①指を曲げた時に

・曲げた指だけが伸びないものだから無理して伸ばした時
・無理に伸ばせばひっかかりは一瞬無くなった感じになりますが、痛みが伴います

②掌が腫れたり、抑えると痛みがあったりします。

指をよく使う人に現れやすい症状です。
男性にも女性にも起こりますが、傾向としては妊娠中や産後・更年期を迎えた女性に発症しやすいといわれています。

主な症状

①指の曲げ伸ばしに引っかかりがある(スムーズに曲げ伸ばしできない)
②曲げようとするとカクンとした衝撃がある
③伸ばそうとするとばねが弾けたように勢いよく伸びる
④指の付け根部分に腫れや痛みがある
⑤指が一定の角度で曲がったまま伸びない

指を曲げ伸ばしする際に引っかかりを感じたり、ばねが弾けるように急に動くような「ばね現象」が出現したりします。症状がすすむと指を自力で動かせなくなり、もう片方の手で動かさなければならなくなります。

痛みや腫れが出現することもあり、ひどい場合は関節が固くなり拘縮(こうしゅく)がみられることもあります。放置しておくと症状が悪化するため、適切な治療を早めに受けることをおすすめします。

家事をしている主婦層にばね指が多い?!

ばね指を見た患者さんは、殆どが中年女性でした。

文献では大体指の使いすぎと書かれていますが、実際は「そんなに指は使ってないんですけど・・・」とおっつしゃる主婦の方が多かったです。特徴としては

①中指⇒薬指⇒親指の順に好発しやすい
②曲げると腱が引っかかる
③指を曲げてから戻す際に『カクッ』となる

特に朝方の指の戻りが悪かったり、冬になると指が悴んだりと寒さにも影響しますね。

指の腱が、腱鞘と言われるトンネルに引っかかってしまうことです。【指が開きずらい→閉じたまま戻らない】状態になってくると

✔服の着替えに引っかかり支障をきたす(特にパンツのポケット)
✔ふっとした瞬間に物が掴めない
✔段々と引っかかる瞬間に痛みを伴う

引っかかる腱が太くなった状態での治療法は

①サポーター・テーピング固定
②ステロイド注射
③手術

整骨院での治療は比較的初期段階までは、早期に回復することが可能です。

整骨院でのばね指治療法

①前腕~手の筋肉をマッサージでほぐし&緩みを出す
②患部の腱が硬くなった部分(シコリ)を徐々に潰す
③患部へ超音波

手の平の筋、指を動き易く操作。
モデルの小泉先生は、職業柄前腕が半端なく硬いんです。

馬油ワインゲルを患部に塗り、今度は指を使って滑らせながら潰します。右手で中指を引っ張りつつ、過伸展させると同時に硬くなった腱鞘を左手で引っ張るのがコツ。

大体の患者さんの前腕はパンパンに硬く、付随して肩~僧帽筋もカチカチに緊張しておられる方が多いです。手が不自由になると、腕から肩まで影響が出るんですね。

ばね指には超音波治療が有効

患部へ直接、超音波を指の付け根のシコリに当てます。
ミクロ単位の細かい刺激と、熱を出すので非常に効果的!硬い部分だけに反応しますので、ばね指治療には欠かせません!固い部分を溶かすイメージです。

指の付け根にシコリが出現し、腱鞘炎となる腫れている場所に照射し潰します。

ばね指を(腱鞘炎)を自分で治すストレッチ方法

☝こちらの動画が非常に参考になります。

家でもお風呂に入りながら患部をマッサージします。
右中指の場合は、左親指で硬い所をはさみ上下にスライドしましょう。硬い所をつまんだまま、中指を大きく屈伸させるとなお効果的です。

どのくらいで治るのか?

前腕のストレッチを週3回毎日やるとします。

しっかりとリハビリを行って通院されていた患者さんも1~2ヶ月程度の期間が必要です。シコリの様に腫れている大きさにもよりますが、概ね2ヶ月です。

鍼治療される方もいますが、聞いた話では・・・中々の激痛みたいです。

細かな作業・手を使う職業の方は、テーピングやサポーターで患部の指を固定をすることもあります。ですがあまり効果的とは言えません。お仕事中はかえって邪魔になることもあり、実用的とはいえないのです。

放っておくとますます悪化してしまうので、早めの治療をオススメします。

横浜市金沢区名医『大成整形外科』

金沢文庫駅から徒歩3分にありますこちらの病院は、地元では有名な名医です。朝早くから行列になることもあり、県外からも患者さんがお見えになります。

院長の注射が評判で、ばね指なんかは1~2回で治すと言われています。ただし指の関節に直接注射するため痛みもを伴う事もしばしば。

指が完璧にガクッとなる。直ぐに治したい!○○日までにはどーにかしたい!!でも手術は嫌!!!という方は、一度「大成整形」へ

無理やり指を引っ張らない!

絶対やってはいけない事の一つです。
結構やってる方がいるんですが、悪化させます。伸ばせばいいんでしょーと聞くことも。間違いですよ!

朝起きたとき、指は曲がったまま最も硬くなっています。この時にしてしまうのが、揉む・引っ張る等です。指の腱(屈筋腱)の肥大化したコブが、腱鞘に引っかかった状態ですので、無理やり伸ばすと腱鞘炎が進行して痛みを増加させます。

仮に痛みがなくても、コブが無くなっているわけではないので、慎重に対処してください。

悪化させない対処は、自然に伸びるまで待つか、患部を揉むの対処を行ってください。就寝中に曲がって固まらないようするために、テーピングやばね指用のサポーターを使うことをおすすめします。

サポーターは実際にはめてみて心地よくしっかりする物。自分に合っているものを購入してみて下さい。テーピングは整骨院で。サポーターも一番いいものもお選び致します。

ばね指・腱鞘炎について分からないことや、疑問に思ったことがあればお気軽にご相談下さい。