膝痛テーピング2

新入生は新学期が始まり、仮入部期間から本格的な部活の練習に参加することになりますね。
小学生から中学生に上がると、今までの練習には無い新しいメニューがあり身体が着いていけない状態になりがちです。
中学生から高校生に上がると、先輩たちのメニューが比べものにならない程ハードな練習に感じるはずです。

足~ふくらはぎの筋肉痛に襲われる子が。
次いで腹筋が筋肉痛になる・・・笑うとお腹が突っ張って洒落になりません。

中学生は成長期の為、膝を痛めやすい

4月は特に膝を痛める新入生が多い時期です。

今までの練習には無かった負荷が起こるため、大腿四頭筋群を痛めやすく更に成長期が重なります。

成長期は

・骨を育てる細胞(仮骨細胞)
・壊す細胞(破骨細胞)

が活性化しています。
一度炎症が起こるとお互いの細胞が頑張ってしまい中々炎症が引きません。壊したり・治したり・そこに新たなストレス(負荷)が相乗し、もっと壊さなきゃ治さなきゃ(トランス状態)になります。

 

膝の痛みは、大腿四頭筋群の使い過ぎが原因

新しいメニューの多くが、走り込みが増えること

走ると、太ももの全面(大腿四頭筋)を良く使います。
四頭筋は4つの筋肉が股関節から膝に向かって伸び、更に膝のお皿(膝蓋骨)を通り越えてスネに着地します。この長い筋肉が走り込みをする度に頑張りすぎるため、筋肉痛になります。

筋肉痛が起きている状態は、筋肉が硬くなります。この硬い筋肉が膝のお皿で擦れ合い炎症に発展します。
大腿四頭筋

走っているだけなら、学生の内は軟骨がしっかりと生成されているので、膝関節の横が痛くなることが少ないです。大人になると走っただけでも膝横に痛みが出てしまいますが・・・。

学生に多いのはお皿の上下に痛みが出てしまうことが多いです。

 

大腿四頭筋を手助けしてあげるテーピングが有効

中学卓球部、走り込みの量が増え膝上に痛みが出る
歩行時、屈伸運動では問題ないが、ランニング時に疼痛出現
やや太もも内側にも筋肉の張りが見られる

内側広筋+外側広筋テーピング

膝痛テーピング

膝を100°屈曲した状態からテンション50%で
膝の負担を散らすため、脛骨筋テープも追加しました。

ご自身でテープを貼る場合はこちら

膝が痛くなったら、柔軟が足りないと自覚すること

膝痛は誰にでも起きやすく共通点として四頭筋が硬いことです

部活の練習前の柔軟が足りないと、余計に痛めやすいので下図のようにしっかりと伸ばしましょう。

10代の筋肉は水分も多く、誰でも柔らかくなりやすいです。身体が硬い子は、練習前後の柔軟をもう一度見直す必要があります。お風呂上りの柔軟が最も効果が高いので、5日間続けてみましょう。

身体が硬いと怪我の元なので、できるだけ早く柔らかくすることを意識しましょう。