神輿肩 (2)

7月に入り各地でお祭りが始まっていますね!横浜はお祭りの数が多く100以上あると言われています。金沢区では先週「寺前」から始まる「瀬戸神社祭り」「追浜雷神祭」「逗子祭り」・・・そして翌週は釜利谷町内の祭りから、小柴、泥亀と・・・続きます!楽しいですね!行きたいです!!

かく言う私も、以前は伊勢佐木で神輿を担いでいました。それも早朝から夕方まで。。昼休みに配られる崎陽軒のお弁当の美味しさはこの世の物とは思えないほど身体に染み込み、格別です。

伊勢佐木町のお祭りは神奈川一大きいと有名な【お三ノ宮】ですが、お神輿の数はなんと【50騎以上】出ますから圧巻ですよ!

『神輿肩』は男の勲章

お祭りに参加すると、お神輿を練り歩く時は興奮もしてて楽しいんですよ。ただ次の日は全身筋肉痛だったり、肩が上がらなかったりしますね。当院では年間20回以上お神輿を担いで回る【神輿會】の方が来られています。神輿を担ぐプロ集団ですが、皆さん、肩がソフトボール並みに盛り上がってるんですね。

今回は祭り男の上手な神輿の担ぎ方とケア方法を教えて頂きました!

神輿肩 (4)

首の付け根が異様なほどの盛り上がりです。

夏だけではなく、もう一年中盛り上がってるそうです。

神輿肩 (3)

触らせて頂くと、皮膚が固いです。

皮膚は固いんですが、奥の方は弾力性があり、ブニブニしている感覚です。

「担ぐ時木が当たって痛く無いんですか?」

と聞くにも野暮なほど、肩自体の痛みは無いそうですが、歳の瀬には勝てず、担ぐ時に背中周辺がお辛いそうです。信じられません。

素人の私達が神輿を担ぐと、どうして痛くなるの?

これは普段「肩で担ぐ動作」「重量級の荷物を肩に乗せる」をしてないことが第一の原因です。

当たり前ですが、普通は夏だけ・もしくはその地域のお祭りシーズンにしか神輿は担ぎませんね。肩の皮膚も当然柔らかく、使っているといってもせいぜい10㎏前後でしょう。

ここに年に一度のアノ「神輿の重量」+音頭を取って揺らされる「反復性のぶつかり」が衝撃として肩を襲います。

私は祭り翌日、肩が痛すぎて

①シャワーの水滴さえもヒリヒリして痛い

②服の着脱の動きができず

③常に熱が籠っている感覚、肩を触ると熱い

④足が痙攣が起こっている

になります。それでも祭りの雰囲気が楽しいので、行ける日は担ぎに行こうと思ってます。

神輿會プロ直伝!棒先で肩を痛めない方法

プロの方でも、連日10回目から痛くなるそうです。実際に使っている内容として

一番はやはり「タオルまたはパット」を肩に乗せて固定する

普段服かバックの紐しか当たってない肩ですから、痛くなるのは当然です。か弱い皮膚をガードしましょう。

法被の中に忍ばせる・肩に乗せておくと汗も拭けるメリットもありますが、タオルがズレ落ちる心配があります。恥ずかしがらずテープで固定するのも有りです。ただ、替えのタオルが無いと、汗でビチャビチャになります。

棒先から顔を離さない

素人の私たちは音頭や勢いに乗れず、耳や顎がぶつかってしまいますね。それも地味に痛いですからつい避けがちになったります。ですが、肩と首と耳の三点で棒先を「締め付ける」方が、後々痛くならないそうです。

これまた難しいですが、右肩は耳と首で三点で固定し、左手は腰に手を当てる。

上手な人は、担いでる姿が美しいです。地域により担ぎ方は違えどある程度共通してますので是非参考にして下さい。

どんなに重くてもつま先立ちを意識しよう!

音頭は各神輿で違いますが、つま先立ちでないと、上からの圧力×下からの衝撃で直ぐに膝を痛めてしまいます。膝を曲げることによって衝撃を逃がし、少ない不可で練り歩くことが可能となります。

簡単に言ってますが、疲労が積もるとどうしても地べたにくっ付けてしまいます。ここは気合でカバーするしか無いですが、足の為にもつま先立ちで乗り切りましょう!疲れたら外して休憩するのも有りです。

おっちゃん達が物凄く綺麗に担いでます!軽快に足をさばきましょう!

詳しく知りたい方はこちら⇒神輿の担ぎ方の種類!背が低い、肩を痛めない5つのコツ!

神輿を担いで肩が痛くなったら?自宅でできる治し方

①アイシング

②湿布・バンテリン

これしかありません。。。なにやっても痛いですからね。

棒先にぶつかって熱を持った肩にはアイシングは必須です。すぐ溶けてしまうのでアイシング専用の物があれば尚good

かなり助かりました。

アイシングはお家で行い、仕事や出掛ける時には優しく塗りましょう。

お祭りの後は足が痙攣しやすい?!『ふくらはぎのこむらがえり/脚がつる』

なぜ脚がつるのか?理由が様々ですが、祭りの後は特にふくらはぎを酷使していますので、筋肉の悲鳴と思って下さい。またエアコンでの冷えと外気温の温度差で誘発することもあります。

①筋肉疲労

スポーツ(今回はお神輿)や歩き過ぎたなど、筋肉の極度な緊張で脚がつる事があります。筋肉を使いすぎた後は、入念なストレッチをしましょう。

②血行不良によるミネラルバランス崩れ

カルシュウムやナトリュウムが減少すると、筋肉を動かす運動神経に異常がが起きて筋肉が過緊張を起こしてつる事があります。ミネラルは汗に含まれている為大量に汗をかいたり、下痢や嘔吐した際にバランスが崩れ易くなります。

ミネラルを補うにはスポーツドリンクを飲むと良いでしょう。

因みにミネラルには、

❶ナトリュウム  塩などに含まれていて体内の水分量を調節します。

❷カルシュウム  牛乳などに含まれていて、骨や歯などを作ります。

❸カリュウム  果物などに含まれていて、」むくみ解消効果があります。

❹マグネシュウム  海藻などに含まれていて、骨を丈夫にします。

これらのミネラルはお互いに影響を与え合っていて、不足するとバランスが崩れ筋肉へ伝達する神経が過剰になり筋肉の過緊張が起こり、つる事があるようです。

不足する原因として大量の汗をかくとナトリュウムが減少し。下痢や嘔吐で水分が失われナトリュウム・カリュウムなどが減少。利尿剤など薬の副作用でカリュウムが減少。妊娠中の方でも胎児の骨を作るのにカルシュウムが使われるため、カルシュウム不足になります。

祭り後のケアに必須!ふくらはぎがツル防止方法

①こまめな水分補給と適度なウォーキング。寝る前に常温の水がスポーツドリンクを飲むか

②入浴後、就寝前にストレッチ 体を温め筋肉を柔軟にして、血行を良くします。

お祭り中はお酒が大量に振る舞われますが、危険ですので神輿中は控えましょう。アルコールで水分を飛ばしてしまう為、気付かずに脱水症状になりやすくなります。町内で振る舞われるお酒よりも、アクエリアスやスポーツドリンク+お水が最も効果が出ます。

そしてどんちゃん騒ぎ。これがまら楽しくてお祭り参加する意義がありますが。。。

帰りは疲れても歩きましょう。

クールダウンといって、酷使した足を労わりつつ、ゆっくりと歩くのがポイントです。

お祭り中に狙って食べたい、血行を良くする栄養素

ビタミンE群 ナッツ、いわし、かぼちゃ、ほうれんそう、たらこ
ビタミンB群 豚肉、いわし、マグロ、卵
鉄分 レバー、海藻など

みんな体に良いものなので、町内のお食事やご自宅で狙って試してみて下さい。身体疲労の回復が2・3日早まります。

直ぐに治したい!早期に仕事へ復帰しなければならない方へ

宣伝になってしまいますが、それでも肩が痛い!ふくらはぎの不調が続くというのであれば、お近くの整骨院での電気治療や手技がお薦めです!電気を通すのと通さない違いは、身体のマイナスイオンの流れが活性化し、蓄積された乳酸を早期に分解することが可能です。

更に当院の【魔法のクリーム】で血行不良を改善します。

是非お気軽にお越しください。