野球肩・肘はハイボルト治療とメディセル筋膜リリース療法、ラジオ波温熱治療が効果的です。スポーツ整体や徒手療法の組み合わせで更に早期改善が期待できます。

今回は当院でいつもメンテナンスに来てくれる関東学院大学硬式野球部の選手に野球肘と野球肩に効果的なハイボルト治療の撮影協力頂きました。

野球肘はスポーツ障害の一種で、小学生からプロ野球選手まで多くのプレイヤーを悩ませています。一口に野球肘と言ってもさまざまな種類があるため、早期改善のためには適切な対処が欠かせません。

和ごころ整骨院では、選手の特徴(筋肉量/ポジション/試合日程)に合わせた治療を提供しています。

例えば、肘の外側に張りがあって投げにくい場合は筋膜リリースを。肘の内側が痛く、塁間を長るのも辛いなどには酒井医療のラジオスティムと徒手療法の組み合わせで、野球肘を早期改善へと導いています。

今回は野球肘の種類や発症の原因、各治療器と徒手療法を併せて行うメリットについて解説します。

野球肘の種類

野球肘は大きく以下の4種類に分けられます

●内側型野球肘
●外側型野球肘
●後方型野球肘
●関節ねずみ

それぞれ年齢やポジションによってなりやすい症状が異なります。

内側型野球肘

参照:メディカルノート

内側型野球肘は投球動作を繰り返すことで、肘の内側に痛みを生じる点が特徴です。子どもに見られる野球肘の代表例が、上腕骨内側上顆障害(リトルリーグ肘)です。

高校生以上に多く見られる内側型野球肘としては、内側側副靭帯損傷があげられます。その他にも、上腕骨内側上顆骨端線離解や、上腕骨内側上顆裂離などさまざまなタイプの内側型野球肘の例があります。

外側型野球肘

参照:ライズモール接骨院

外側型野球肘の代表例が離断性骨軟骨炎(上腕骨骨頭障害)で、野球肘のなかでも重症例とされています。

10歳前後で発症するケースが多いのですが、初期には無症状のことが多く、中学生や高校生になってから自覚症状があらわれるケースも珍しくありません。

後方型野球肘

参照:黒部市民病院

後方型野球肘としては肘頭骨端線閉鎖不全や肘頭疲労骨折、肘頭骨棘骨折などが知られており、主に骨同士が衝突することで発症します。

骨自体を削ったり修復する手術が必要なケースが多く、リハビリにも長い期間が必要とされています。

関節ねずみなど

参照:画像診断まとめ

その他の野球肘としては関節ねずみ(関節内遊離体)や変形性関節症、胸郭出口症候群などによる肘の痛みがあげられます。

肘を動かしたくても、小さな骨が邪魔をして物理的に曲げれない・伸ばせない状態です。こちらも内視鏡手術が必要となります。

 

野球肘の主な原因

野球肘は骨と骨とが擦れあって起こるケースもあるのですが、それ以外にもオーバーユース、誤った投球フォーム、関節の硬で発症リスクが増加します。 

オーバーユース

野球肘は肘の内側にある出っ張り(内側上顆)が好発部位です

内側上顆には橈側手根屈筋や尺側手根屈筋、円回内筋などが付着しています。

過度に投球動作を繰り返すと橈側手根屈筋などが緊張して内側上顆にダメージが加わり、結果として野球肘の発症リスクが増加します。

誤った投球フォーム

野球肘の原因としては、誤った投球フォームもあげられます。

肘をケガしやすいと言われている投げ方の1つがアーム投げです。

参照:movement design

アーム投げの全てが悪いわけではありませんが、トップの位置で肘が伸びすぎていると、いわゆる「手投げ」になるため肘関節に大きな負担がかかります。

プロ野球選手の中にはアーム投げで好成績を残している選手もいますが、トップの位置で肘がしっかりと曲がっている点が、野球肘を発症する方との大きな違いです。

関節の硬さ

関節の硬さも野球の発症リスクを高める原因の1つです。

肩関節や肩甲骨が硬いと、手投げになりやすいため野球肘の発症リスクが増加します。 また、股関節が硬いと上半身を捻ってボールを投げようとするため、肩や肘の関節に大きな負担がかかります。

投球動作には柔軟性が最も大事で、大谷翔平選手などは腰に両手を当てた状態から、グイッと前に捻り肘同士がくっつくので有名ですね。

 

野球肘を最速で治すラジオ波治療のメリット

ラジオ波は周波数の高い電流のことで、手技では届かない深い場所にもアプローチできる点が特徴です。

徒手療法と並行して行うことで

●軟部組織の粘弾性アップ
●血行促進
●筋スパズムの軽減

ここでは、野球肘でラジオ波と徒手療法を併せて行うメリットについて解説します。

軟部組織の粘弾性アップ

軟部組織とは筋肉や筋膜などの組織を意味します。ラジオ波と徒手療法を併せて行うことで、軟部組織の粘弾性を向上させる効果が期待できます。

粘弾性は「粘性」と「弾性」を組み合わせた言葉です。

例えば、体温が上昇すると筋肉や筋膜の粘性が高まるため、筋肉の収縮や関節の動きがスムーズになります。 弾性は筋肉のバネのような性質を意味しており、弾性が低いと筋肉が伸ばされやすくなるため、肉離れなどのケガを引き起こすリスクが増加します。

ラジオ波と徒手療法を併せて行うと筋肉や筋膜の粘弾性が向上するため、筋肉や関節の動きをスムーズにしつつ、ケガの予防効果を高める結果につながるのです。

血行促進

ラジオ波の施術を15分間行うと、体内の温度を3℃から5℃上昇させ血行を促進することが可能です。

ラジオ波と併せて徒手療法で筋肉を緩めると、筋緊張により圧迫されていた血管が弛緩するため、さらに血行促進効果を高められます。 血液は全身に酸素と栄養を送り届けているため、血行がよくなれば症状の回復を早める効果が期待できます。

筋スパズムの軽減

筋スパズムとは筋肉や筋膜の緊張・収縮が続いている状態を意味します。

野球肘の場合は橈側手根屈筋などの屈筋群に筋スパズムを認めることが一般的です。

ラジオ波と徒手療法で筋肉や筋膜を緩めると筋スパズムが軽減するため、肘にかかる負担を軽減し、症状の回復を早める効果が期待できます。

ハイボルト治療と筋膜リリースを組み合わせ

肘の内側を温め、細胞が活性化した状態にします。その上から更にハイボルト治療を加えると、相乗効果により球速UPに繋がります。

また、筋膜リリースを組み合わせることにより、疼痛緩和を促進させ治療日程を早めることが可能です。

それぞれオプションになりますが、学生さんには特別割引価格がありますので、是非ご利用下さい。

 

野球肘にはラジオ波温熱治療が最もお薦め

和ごころ整骨院で使用している酒井医療さんのラジオ波「ラジオスティム」は、厚生労働省の認可を受けており、高周波利用設備に必要な電波法規格の基準もクリアしているため安全・安心して施術が受けられます。

またプロ野球選手にも広く愛用され、メジャーリーガーの大谷翔平選手、菊池雄星選手も使用していることで有名です。

野球肘の多くは前腕の筋緊張によって起こるため、ラジオ波と徒手療法で筋肉や筋膜の緊張を取り除き、血行を促進することで症状の早期改善が期待できます。

大好きな野球を楽しく続けるためにも、肘の違和感や痛みが気になったら、なるべく早めに和ごころ整骨院までご相談ください。