特に何もしなくても、頚、肩、腕が辛い症状有りますよね?(寝違いとは別)
酷いと頭痛や腕に痺れを伴うときも有ります。
何故肩こりで肩がいたくなるのか?
何故頭痛がおきるのか?

肩の周辺の筋肉は僧帽筋、肩甲挙筋、棘下筋など様々な筋肉がついています。

「病院にったら、頚肩腕症候群と診断されたよ?」

「頚肩腕症候群?なんかすごそうな名前だけど大丈夫なの?」

とドキッとする方も少なくありません。ですが、一般的な肩こりの時によくつけられる病名なのでそんな大した事はないんです。手術とかそんな大変な事ではなく、日常生活の姿勢等を見直していきば改善されます。

では頚肩腕症候群(いわゆる肩こり)とはどういうものなのか?

腕・首・肩に何かしらの問題が起こっている状態

頚肩腕症候群とは、

頚部から肩⇒上肢⇒背部にかけての疼痛や痺れ(異常感覚)を呈する症候群

と定義されています。これをどの範囲でみていくか?

①一般的な肩こり・首こり

②頚椎椎間板ヘルニア

③頚椎椎間関節

④変形性頚椎症 等

頚・肩・腕に関わる症状がある疾患全てが入ってきます。

画像診断・検査等ではっきりした原因がわからない、どの疾患にも当てはまらない症状を訴える場合を「頚肩腕症候群」としています。

パソコン・スマホ作業が一番危険!

頚肩腕症候群は長時間のパソコン作業やスマホ(モニターの注視や長時間のキーボード操作)等で起こることが多いと言われています。

・腕の動きが長時間一定。キーボード操作のみ

・パソコンをいじる時に肘を机から浮かせた状態で作業する

・長時間パソコンをいじるだけなので、頚・肩まわりの動きが少ない

・長時間のパソコン作業で特定の部分だけ動かさない為負担をかける  等

まさにパソコン作業が原因でぴったり当てはまります。身体を沢山動かすほうが身体に負担をかけていると思いがちですが、実はじっとして動かないほうが動かしている以上に負担になっているんです。これも結構こりの原因となっています。

ぼーっとつっ立ってるだけども負担はかかります。法事など長い時間正座で座りっぱなし等

頚肩腕症候群で出る症状は主に肩こり

頚肩腕症候群の症状は主に、首・肩・腕・背中まわりです。

・こりと痛み

・しびれと脱力。なんかヒヤッと寒気の様な感覚

・感覚障害・運動障害 等

自律神経症状

・頭痛とうなじ周りの痛み。後頭部痛

・くらくらめまい・立ちくらみ・耳鳴り

・眼精疲労・喉回りの違和感

・夜中等に手指の痺れがでてくる 等

たくさんの症状がありますが、実際には基本的に肩の違和感がでてきます。いわゆる肩こりですね。

頚肩腕症候群の治療は対症療法が基本

一般的な治療としては

①理学療法(物理療法・運動療法)

一般的に整骨院等で行われような

・温熱・電気療法

・頚椎牽引

・手技療法(マッサージ)

・運動療法(ストレッチ・体操) 等

②薬物療法

非ステロイド性消炎鎮痛薬等の注射

③トリガーポイント注射

星状神経節ブロック注射

④姿勢・寝具の改善

枕の高さがポイント。
自分が一番合う枕の高さクッション性等を確かめて変えてみてください。
パソコンの作業姿勢は大丈夫ですか?
1時間に1回は休息を入れるなど、一定の姿勢を何時間も続けることは避けてみて下さい。

整骨院等では、パソコン作業での姿勢作りもお教えいたしております。分からない事がありましたらお聞きくださいね。

マッサージは効果的でしょう。1回だけでは良くなりませんが、軽くなる実感は得られます。鍼治療等も効果的ですよ!

根本的な肩・首への負担をどう減らすかが改善への近道

ご紹介した対症療法で改善することも十分に考えられますが、一番改善して頂きたいのが普段の生活です。生活する中で、首・肩への負担はどんくらいかかっているのか?

「肩こりを早く治したい!」

「再発を防止したい!」

「確実にコリをなくしたい!」 等

と思われている方は、普段の生活から見直しを図ってみましょう。

見直しポイント!

身体に負担がかかっている日常生活から見直してみましょう。

・テレビを長時間微動だせず見ている

・寝ころびながら立て肘をしてみている

・長時間座りっぱなしが多い

・そもそも直立したときに顔が前のめりになっていて姿勢が悪い

・もう完璧に猫背!

・運動が苦手で運動をそもそもしない。運動習慣がない

・寝具・椅子・机・鞄等も自分に合ってない 等

シャキッとしなさい!と怒られそうな感じですが、上記のような行動はかなりまずいです。肩・頚にかなりの負担をかけています。

しかも、現代人は運動をしない人が多すぎます。動かないのもダメなんです。肩・首周辺の筋肉を動かさなければなりません。これは別に激しい運動をしろと言っているわけではなく、ストレッチでもかなり効果的です。

それと鞄の担ぎ方にも問題が。

このように片方の肩だけで長時間鞄をしょって行動するのは肩に大きな負担が掛かっています。
両肩で担ぐようなリュックが一番良いでしょう。
片方で長時間担ぐと、身体が歪む原因にもなります。

就活生や社会人はどうしても写真のようなビジネスバッグになってしまう場合、ちょいちょい担ぐ肩を変えてみるとか工夫をしてみてくださいね。

寝具にも頚肩腕症候群に影響がある場合があります。枕の高さやクッション性にも問題があるかもしれません。朝起きたら肩が重い!って結構ありませんか?それは枕に影響があるかもしれません。

八景駅の近くに枕の専門店があります。オーダーメイド枕が作れて、一番自分に合った寝具が手に入りますよ!是非行ってみて下さい。

本気で早く頚肩腕症候群(肩こり)を治したい!と考えている方は、是非実践してみてください。普段の生活からですよっ!

頚肩腕症候群・肩こりについて分からないことや、疑問に思ったことがあればお気軽にメッセ―ジ・お電話ご相談下さい。