大学野球部ピッチャーの学生さん。
昨年12月、足首の捻挫をしてしまい、治療をしていました。
年内に治癒し、年明けからの練習は順調にこなしていましたが、先日投球練習中に内くるぶし周辺に違和感を感じるという事で再び来院されました。
今回の様に捻挫が一度治ったにもかかわらず、しばらく練習を重ねているとその周辺に痛みや違和感を感じるケースが度々見受けられます。捻挫の後遺症というものですね。
特に、ジャンプやダッシュで足を酷使する
・バスケ
・サッカー
・ラグビー
等に多いです。
今回は野球のピッチャーですが、今は体づくりの時期でランメニューやウエイトが多いと言っていました。
その疲労がそのままでピッチング練習をすると疲労と筋肉自体の柔軟性不足により上手く力が発揮できなくなることがあります。
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踵をロックするやり方
①20㎝程のテーピングを3本
30㎝程のテーピングを1本
100㎝程のテーピングを1本用意します。
②20㎝のテーピングを使い、内くるぶしの下少し後方から足首を外側に持ち上げるようにぐるっと回し、内くるぶしの上まで戻ってきて貼ります。
③内くるぶしの真下から同じようにして、今度はスネの方まで
伸ばして貼ります。
④内くるぶしの下少し前方から足首を外側に持ち上げるようにしたら、そのまま脚の外側に貼ります。
⑤30㎝のテーピングを使い、踵の内側からスタートしてアキレス腱を通り踵を
一周したら、土踏まずを通りすでに貼ってあるものとクロスするように
脚の外側へ向けて貼ります。
⑥100㎝のテーピングを使い、足首の正面からスタートし土踏まず、足の裏、足の外側を通りスタート位置に戻り、足首の裏側を周りまたこの8の字状を2,3週
繰り返します。
踵をロックしないやり方
①5㎝程のテーピングを2枚
25㎝程のテーピングを3枚
100㎝程のテーピングを1枚用意します。
②25㎝のテーピングを使い内くるぶしの真下から足首を外側に持ち上げる様に
してぐるっと回して内くるぶしの少し上に貼ります。
③内くるぶしの少し後方から同じようにして、スネの所に貼ります。
④内くるぶしの少し前方から足首を外側に持ち上げる様にしたら、
そのまま脚の外側に貼ります。
⑤5㎝のテーピングを内くるぶしのスタートの位置に貼り、
剥がれないようにします。
⑥100㎝のテーピングを使い、足首の正面からスタートし土踏まず、足の裏、
足の外側を通りスタート位置に戻り、足首の裏側を周りまたこの8の字状を2,3週繰り返します。
内側に捻ったのに内くるぶし周辺が痛くなる?
※参考:Basketball-Medical support Lab-
足首の捻挫のほとんどが内側に捻ることで起こる
「内反捻挫」と言われるものです。
「内反捻挫」は足首を内側に捻ることで外側を補強している靭帯を損傷することで起こります。
断裂や部分断裂といった損傷が起こるのが足首外側の
・前距腓靭帯
・踵腓靭帯
です。
内側に捻ると、足首内側は捻った際に骨同士が強く圧迫されるストレスが加わります。
ぶつかった骨やその骨膜、骨と骨の間に挟まってしまった腱や靭帯が後に痛みや違和感が出てきてしまうのです。
復帰後、受傷前と同じように足首を使えていれば痛みは出にくいのですが多くの場合、かばったりバランスがくずれていたりしてしまうのです。
テーピングはその場しのぎに過ぎない
テーピングを貼ると楽になり、治ったかのように思えてしまいます。
しかし、それはあくまでもその場しのぎにすぎません。
試合中や練習中など、限られた時間痛みを出ないようにしているだけです。
根本からしっかり治す為には治療、リハビリが基本になります。
状態によっては時間がかかたり、痛かったり大変なこともありますが、私たちがしっかりサポートいたします。
何かお困りの事が御座いましたら、お気軽にご相談ください。