「肩が重たい」「首の後ろが痛い」「肩に誰かが乗っているみたい」・・・
そんな辛い症状を引き起こす、肩こり。在宅ワーク・デスクワークの増加やスマートフォンの普及により、もはや当たり前の症状になりつつありますね。
「運動不足なのはわかっているけど、何をすればいいのかしら」
こんなお悩み、よく耳にしませんか?
今日はそんなお悩みを解決する「スイム体操」をご紹介します。平泳ぎで肩こり解消できるんですね!プールに行かなくても自宅にいながら出来る「スイム体操」を元水泳選手が教えます。
平泳ぎ風 スイム体操
下記に水泳のメリット・デメリットを書いてます。
「やっぱりプールに行くのは面倒くさい!!」
そう思われた方も多いのでは?
「これじゃ、いつまでたっても肩こりは解消されないわ・・・。」
と、あきらめるのはまだ早いですよ!
そこで、今回提案するのは「平泳ぎ風スイム体操」
この体操は、以前ためしてガッテンで紹介された画期的な肩こり解消法です。
早速始めていきましょう!
この体操は立ち、座りどちらでも行えます。
それぞれの動きを20秒~90秒の範囲でキープします。
筋肉が硬かったりすると痛みが出る場合がありますので、その時は力を緩めて無理のない範囲で行ってください。
また、最初から最後まで「息を止めないように」してください。
しっかりとした深い呼吸がポイントです。
では、早速始めていきましょう!

①両腕をグーっと前に伸ばします。この時背中を丸めるのではなく、肩甲骨を前に突き出すイメージで行ってください。

②肘の高さを下げず、肩甲骨を寄せるように両腕を後ろへ引いていきます。この時、腰が反らないように注意してください。

③肘を下げないように気を付けながら、バンザイをします。
いかがでしたか?
見た目は簡単そうですが、やってみると肩から背中のあたりがポカポカしてきますね。
たったこれだけ!
時間にして最短1分で運動完了です。
なぜ「水泳」が肩こりに効果的?
よく水泳が肩こりに効果的って聞きませんか?
イメージ的に「肩をグルグル回している」から良さそうな感じありますよね。
私、堀田(24)も高校時代に水泳部で、卒業した今でもたまにプールへ泳ぎに行きますが、
「肩こりとは無縁」の生活を送っております。
「いやいや若いんだから肩こりとかないでしょ」という声も聞こえてきそうですが、私の先輩方に聞いても肩こりに悩まされている方は少ないのです。
ちなみに最近では、子供の時からスマホやパソコンが日常にありますので、10代から肩こりがあるのは珍しくないそうです!
将来が不安ですね。
では、なぜ水泳は肩こりに効果的なのか?
①全身運動である
②水の抵抗を受けている
③大きく呼吸をしている
この3つが大きなポイントだと考えられます。
全身へのバランス良い運動
水泳はとにかく「全身をまんべんなく使う」運動です。
特にクロールや背泳ぎは肩を大きく回すので、全身運動としては最高に効果的。
スポーツ選手のリハビリやオフシーズンのトレーニングメニューにも水泳は組み込まれていますので、全身の運動にとても効率がいいんですね。
また、水泳は瞬発的な動きも少なく、体重による身体への負荷も少ない為、非常に怪我をしにくい運動としても人気です。
なので、運動不足で肩こりが辛い人にはもってこいの運動です。
水の中にいるということ
水の中に入っていると、「水圧」を全身に受けています。
この水圧が皮膚や筋肉に加わる事で、「マッサージ効果」が期待できます。
また、プカプカと浮かびながら水の音を聞いていると、心身のリラックス効果がとても高いことがわかっています。
このように、水の中で活動するだけで身体に対して多くのメリットが受けられるのです。
大きく呼吸をしている
息継ぎの時、すこしでも多くの酸素を吸おうとして思い切り「スゥーッ」と吸い込みます。
そして水中で息を吐くときも、思い切り「フゥーッ」と吐きます。
大きな呼吸をすることで、心臓が元気に活動し始め、全身の血流がよくなります。
また、呼吸をすることで血管のポンプ作用も促進されますので固まった筋肉に血液(栄養)が送られ始めます。
初めのうちは息継ぎが上手くいかなくて苦しい思いをするかもしれませんが、慣れてくると無意識にできるようになりますのでゆっくり練習してみてください。
水泳は良いことばかりではない!?
何かと水泳は「理想的な健康法」という形で持ち上げられていますが、デメリットもしっかり存在しています。
「とりあえず水泳さえ始めれば健康的な生活を送れる!」
と意気込んで始めたものの挫折して終わるケースが多いので、デメリットをしっかり理解してから始めると長続きするのではないでしょうか?
実はかなり冷える
今は屋内プールが主流となり、外気で身体が冷えるという事はなくなりましたが、それでも身体は冷えます。
文部科学省の通達では「プール水の温度は、原則として22℃以上とすること」とされています。
ちなみに実際22℃だとかなり寒い。
屋内プールは大体29~31℃に設定されていますね。
それ以上温かくすると、雑菌の繁殖などが問題となりますので、「屋内プールでも寒いなぁ」と思っている方、我慢して下さいね。
バシャバシャと軽快に泳がれている方なら良いのですが、ゆっくりペース・ウォーキングメインの方は少しずつ身体が冷えています。
また、巷では水泳がダイエットに効果的とありますね。
それは冷えた身体を暖めようとして代謝が上がるので、その効果を利用してダイエットしようという方法です。
このやり方ですと、代謝はあがるのですが一度身体を冷やしているので負担は大きくなってしまいます。
冷やさないためにも、「泳ぐ前後に暖かい飲み物を飲む」「休憩中はサウナに入るかタオルに包まる」ようにしてください。
ちなみに、暖かい飲み物は何を用意すればいいの?とよく質問されますが、おすすめは「白湯(さゆ)」です。
(白湯とは水を沸騰させてから、冷ましたもの。要するにお湯)
味のついたものですと、その成分を消化・分解するために身体はエネルギーを使ってしまいますので、より血の巡りの良い身体を作るのなら白湯を試してみてください。
時間とお金がかかる
まず最低限必要なのは「水着」「帽子」「ゴーグル」
この3つがないとプールに入ることができません。
特に忘れがちなのが帽子!
夏に遊ぶのと違って、施設の利用時には必須となっており、持っていないと入場不可となっています。
プールまで行って帽子を忘れた時の「しまったぁ・・・。」という気持ちは、泳ぐ気持ちを根こそぎ奪っていきます。
そして毎回の施設利用料金やジムの月謝代がかかり、そこの施設まで行く時間などもかかりますので、スムーズに始めようと思うと意外と大変です。
それぞれは細かい事ですが、結構これらの理由で辞めていく人、多いです。
思ったより疲労感が強い
プールを見ていると、競泳選手でもない限り全力で泳いでいる人は少ないです。
なので、一見すると「楽」かつ「優雅」に泳いでいそうですが、実はかなり疲れます!
プールの中を歩いているだけでも結構いい運動になりますので、泳いだらその倍以上は体力を消耗します。
この疲労感に「想像と違う」とショックを受けてプールから離れていく人は多いです。
初めから飛ばし過ぎずに、徐々にペースを上げていけば防げる事ですので、最初は自分の身体を労わりながら泳ぐことがおすすめです。
まとめ
カップラーメンを待っている間、お風呂上り、午前午後の仕事前。
ご自身でやるタイミングを決めていくと、それが習慣化していきます。
するとある日突然「そういえば最近、肩こってないわ」と実感する日がやってきます。
数ある肩こり体操の中でもかなり「お手軽」にできますので、是非お試しください!