「パソコン続けると肩張るわー」
「寒い日が続くと肩が凝ってくる」
「朝起きると必ず首が痛い」
「バンテリン塗った方が良いのかしら?」等

首から肩の凝り・痛み、後頭部にかけての突っ張り等「肩こり」には様々な原因があります。日本人には切っても切り離せない特有の症状と言えるでしょう。現に私も肩こり症です、右肩だけが。

①頚肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)
②胸郭出口症候群(きょうかくでぐち)
③頚椎症(けいついしょう)
④頚椎間板ヘルニア
⑤頚椎後縦靱帯骨化症(けいついこうじゅうじんたいこつかしょう) 等

→②若い女性に多いのが胸郭出口症候群
→③中高年で多いのが頚椎症・頚椎椎間板ヘルニア・頚椎後縦靱帯骨化症

病院で肩コリだと思ったら『頚肩腕症候群』と診断された

頚肩腕症候群は肩こりで一番多い原因です。

病院で概ね診断名とつけられるとしたらこちらに該当します。名前の通り【首(頚)・肩・腕にかけて痛み・凝り】が起こる病気?ですが、頚肩腕症候群は『肩コリ』を総称した呼び名です。。

①長時間同じ姿勢での作業
②猫背が多く首が前に突き出してしまう
③なで肩で首が細い

病気といっても内蔵疾患とはかけはなれているのでご安心下さい。
肩こりには様々な原因が存在しますが、『頸肩腕症候群』は『病気ではない肩の筋肉の張り』と認識しましょう。

好発年齢は10代半ば~50代半が特徴です。

なぜ日本人は「肩コリ」になるのか?

主な原因となるのは、首・肩・背中の筋肉の疲労からなんですね。
肩の周辺には、僧帽筋・肩甲挙筋・棘下筋等で覆われています。

肩の筋肉②

特にこれらの筋肉に疲労が溜まり、固く緊張します。
血行不良になると「乳酸」等の疲労物質が筋肉中に蓄積され、コリ・痛みが起こるのです。

日本人は骨格が猫背になりやすい人種と言われています。農業・細かな作業の姿勢が遺伝されている為だとか。

背中の筋肉の発達が弱く、肩関節自体がやや前かがみになりやすいんですね。

逆に欧米人は狩猟民族の名残で、筋肉・骨格がガッチリムキムキです。猫背になることは少なく、ただし動かないと肥満になりやすい・・・人種によって骨格があるんですねー。

コリ・痛みがあると?

自由に筋肉を動かすことはできません。

筋肉を疲労させて緊張させてしまう大きな原因は、長時間のパソコン・デスクワークです。

長時間同じ姿勢をとり続ける事が最も悪いんですね。画面ばっかり見ていると姿勢自体も悪くなり、更に疲労が身体・筋肉に蓄積され悪化。血流が滞り硬くなってしまうスパイラル。

なで肩で首が細長い方

首・肩周辺の頭を支える筋肉が弱い事が多いのでやはりコリやすいです。

運動不足で筋力が低下している方、ストレス・精神的な緊張があるなぁと感じる方も注意。

若い女性に多い胸郭出口症候群とは?

胸郭出口

胸郭出口は、鎖骨と一番上の肋骨の間にある隙間のこと。

隙間には神経・動脈・静脈が走行・脈動しています。

胸郭出口症候群は、隙間が何らかの原因で狭くなり神経・血管を圧迫させてしまう事です。電車のつり革につかまれなかったり、高いところに洗濯物を干せないなどの症状が多いです。

首の前側の斜角筋の間から走る腕神経叢(わんしんけいそう)が圧迫され、腕から手に痺れの様な痛みが。頸椎ヘルニアとやや似ています。

【ヘルニアと出口の違い】

A,頸椎ヘルニア
頚部を動かすと痛み・痺れ出現&増強。

B,胸郭出口症候群
頚部を動かしても痛みは増さず、常に手の方までぼやっと痺れているのが特徴です。

胸郭出口症候群の症状

①つり革につかまる時や、物干しの時のように腕を挙げる動作で、肩甲骨周囲・肩から腕の痛み

②前腕内側と手の小指側に沿ってうずくような・刺すような痛みと・しびれ感・ビリビリ感などの感覚障害

③手の握力低下と細かい動作がしにくいなどの運動麻痺

④手の甲の骨の間が凹み、手のひらの小指側の隆起(小指球筋)が痩せて細くなる

胸郭出口症候群はどういう人に多いのか?

①なで肩=女性に多いです。
②猫背
③ストレートネック
④筋緊張が強い、慢性的に肩こり、背中の張りがある
⑤逆流性食道炎
⑥胸式呼吸(咳やクシャミ)

パソコン業務を数時間続けると、首が張ってくる

代表的な症状は首の痛み・コリです。1日のうちで朝は具合が良くても、後々に悪化するのが特徴としてあります。次第に

①後頭部・肩のコリ(慢性的な肩こりの原因になる事もある)
②目の疲れ・かすみ

を招くことも良くあるのです。

ずっと座りっぱなしで新聞を読んでいると、肩が凝ってきて目も疲れてくる等の経験はありませんか?良い所で区切りを入れて、首の回旋・肩まわし等のストレッチを入れてみて下さいね!

①朝は具合が良いが、長時間仕事をしていると首筋が痛い
②肩こり
③頭痛
④目の疲れ・かすみ
⑤耳鳴り 等

①~⑤は頚椎症で起こりやすいものなので、早めの治療方法を考えていきましょう。

一番は運動です!

ストレッチ・筋トレ等で筋力UPをはかることで予防に繋がります。病院で診察してもらう事も良いですが、まずはストレッチ・運動を始めてみては!?

現代人には『肩こり』が当たり前となってきています。

整骨院では

・肩こりが何故起きているのか?
・骨格か筋肉か?
・血管・神経が狭くなってないか?等

を診ます。ただの肩こりでも、隠れた病床が潜んでいる場合もあるので精査が必要です。

①長時間同じ姿勢が続いく
②細かい作業を続けた
③IT業界やデスクワークでパソコンを必須とする方
④書物や料理等手を使うことが多い方
⑤スマホを長時間いじる

上記の際に、首が軽度前傾したまま肩まわりの筋肉が硬直し、首が張りやすくなります。

肩こりという単語には

・肩関節周囲炎
・頚椎症
・側弯
・ストレートネック等

の意味もあります。

肩周りの痛みや違和感をまとめて『肩こり』と表します。

頭痛+吐き気=手も痺れる?!

疲れが溜まっていたり、睡眠不足になると頭痛までします。

左右どちらか片側に起こりやすく偏頭痛となり、前頭部にくる方、後頭部にくる方、目の奥が痛む方それぞれです。

更に強い肩こりになると、吐き気やめまい、手の痺れが現れる場合もあります。これらは僧帽筋周囲の過緊張により、神経・毛細血管を圧迫している為起こる症状です。

肩こりの原因って姿勢なの?

何故肩がこんなにも固くなるのか?
特に何もしていないのに肩が張ってくるってこともありますよね?
代表的な例としては

無理な姿勢・不良姿勢

机と椅子のアンバランス・足を組んだり、前屈みでのデスクワーク
枕が合わない(高すぎたり柔らかすぎる)
首が下を向く姿勢・寝転がってTVを見る
猫背

心因性のストレス

悩みや不安、イライラ感・精神的に緊張した状態が続く
手足の冷え・歯の噛み合わせ・歯ぎしり

背骨や関節の異常で神経圧迫

首を後ろや横に倒したりすると痛みが強くなる・腕が上がらない⇒神経損傷の疑いが強い
物が掴みにくい・握力が弱くなる

病気の疑い

頭痛・頭重・めまい・倦怠感・耳鳴り⇒内蔵反射
動悸・胸が痛む・背中が痛む⇒心臓・肺疾患の疑い

女性特有肩こり

生理不順等・更年期障害・マタニティ

上記以外に、原因が定かではないものもありますが、患者さん本人にはどれが当てはまるのかが定かではありません。よって専門の知識を身につけた国家資格者が診断・治療にあたるのです。

コリ・痛みが強い場合は病院に行って、精密な検査を受けてみてください。(MRI・レントゲン等)

肩こりを整骨院で治すとどのくらいで治るの?

一般的な(病気等無しの場合)肩こりの治療をすると

3回~5回程度で回復します

回復するとは、ある程度までは改善しますがハードな仕事をしたり、ストレスが溜まったりすると元通りに固くなってしまいます。根本的に治すのが整骨院なので、6回目~10回目では肩こりにならないカラダ作りとなります。

肩こりの治療期間はどれくらいかかるの?

痛み・硬さの度合いによって治る速度は個人差がありますが、何回か通院する必要があります。
目安としては、1ヶ月~2ヶ月で症状が改善し、肩こりになりにくい身体に仕上げることができます。
1、2回で治る神の手の先生もいらっしゃいますが、費用もそれなりで更に予約もとりづらいのが現状です。

肩こりの治療には保険が使えるのか?

保険診療では、いつ・どこで・何をして痛めたのか?

理由が必須の為
何年も前から慢性的な肩こり~では保険診療はできません⇒自費診療扱いとなります。

ただし、ご本人が肩こりと思って諦めていても実は原因が内蔵だったり、背骨だったりと原因がはっきり明確なものですと保険適用可能です。

『肩こり』とは様々な症状をひとくくりにした語源なので、まずは診察・診断を受けましょう。

当院の肩コリ治療!

「長時間のデスクワークで肩がずっしりと重い」

「長時間の移動で、同じ肩にずっと鞄をかけていたので凝っている感じと痺れる痛みがある」

「赤ちゃんを抱っこし続けたので、肩が痛い」等

このようなお悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?
仕事帰り等に、当院で溜まりに溜まった疲れを吹き飛ばしましょう!

当院の先生が患者様と、痛んだ原因・いつから痛むのか?等と細かくお話をさせて頂き、マッサージをしていきます。患者さんと一緒に治療計画・内容を考え、全力で治します!

肩の筋緊張を取る施術内容

①日常生活の動作・仕事内容、内疾患有無、細かく問診をします

②上半身の歪み、左右の肩の高さ、背骨・肩甲骨のズレ等を視診

↓施術へ

肩甲骨周りと脊柱の周りをほぐし骨格を元の位置に戻し

僧帽筋・棘上筋へと移行し 首の付け根を重点的に指圧し血行促進させます

頚部から後頭にかけてはゆっくりとほぐし

必要であれば首・肩の軽めのストレッチを行います

最後に姿勢・骨格を確認

①まずは問診です!日常の動作・いつから痛いのか・ストレスは感じているか等細かくお話をお聞きします。気になっていること、モヤモヤしていることがありましたら気軽に仰ってくださいね!

上半身の歪み・背骨・肩甲骨のズレ等も診ます。

②電気治療
凝り固まった筋肉の解消の治療は、手技療法+電気治療です。

電気治療は、凝り固まった筋肉に電気で刺激を与えてほぐします。

電気時間⇒手技療法前は15分、手技療法後は10分です。

③いざ、施術へ
うつ伏せで、身体の指圧をする前に軽擦します。
いきなり強く押してしまうと苦しいので、押す前の準備として行います。

④背部から腰まで手掌圧迫+筋膜リーリース

両手で優しく脊柱(背中の真ん中の骨)のラインを腰まで手掌圧迫します。

⑤上背部の母指圧迫

背中から頚(首)方向に向かって親指で圧迫します。

⑥肩甲骨内縁の母指圧迫

肩甲骨の内側をなぞりながら優しく指圧していきます。

⑦ここまで指圧を繰り返してきたので、手全体で棘下筋をこねてリフレッシュさせます。

⑧棘上筋・僧帽筋の母指圧迫

肩がだる重い方にはよく効きます!気持ちいですよ!

⑨肩上部の母指圧迫

肩のラインを片方ずつ指圧していきます。

⑩肩甲骨内縁の母指圧迫

肩凝りがすごい方にはお勧めです。凝り固まった筋肉を見つけて刺激することができます。
かなりスッキリしますよ!

⑪肩・肩甲骨周辺に硬結(凝り固まった筋肉)を見つけた場合、硬結の真上を狙って指圧します。

当院の「肩」に対するマッサージの流れです。

患者さんが気持ちよく施術を受けて頂きますよう、コミュニケーションを取りながら指圧の強さ等も調整致します。

自宅でできる予防法をご紹介

こちらのyoutubeの方は基本に忠実で、尚且細かな指導があり大変解りやすいです。是非ご自宅で試してみましょう!

普段意識することは、

1、正しい姿勢で座り、間に休憩を入れる

2、背筋をまっすぐに、猫背を治す

3、肩の筋肉を軽く鍛える

4、有酸素運動で軽く汗をかき、血行改善する

5、肩関節から肘・手首を良く動かし、大きく回す

こちらに肩こり解消法がまとめてあり参考になります

6割の日本人が肩こりがあり、その内70~80%が運動不足による不良姿勢です。普段から肩周りを動かす意識をすることで少しずつ柔らかくなります。

お近くの整骨院の先生が、詳しく診断・施術・ストレッチ方法や最適な運動法を指導してくれるので、肩こりで困ったら身体のエキスパートに相談しましょう!

頚椎症・頚椎間板ヘルニアになってしまったら?

上記でご紹介した症状が出た場合は、すぐさま治療を始めることが重要になります。
痛み・コリの段階で治癒しておくと、ほとんど手術等の大事にならなくて済みますよ。

①痛みを止める薬(湿布・痛め止め飲み薬等)
②温熱療法
③首の運動
④ブロック注射療法 等

薬・湿布も効果的ですが、ご自身が日々運動することが最も大切な事になります。
ちょっと時間が空いたら、肩・腕を大きく回してみたり、首を左右前後に倒す等の運動を行ってみてください。タオルを持ってやると更に効果があります!

痛み・コリが強くて運動しても中々良くならないという方は、ブロック注射が効果的です。

病院の先生が、最も痛み・コリが強い部分に局所麻酔薬を注射します。期間をおいて何回か繰り返し行ってみると改善されるらしいですが、個人差有り。

肩こりについて分からないことや、疑問に思ったことがあればお気軽にメッセ―ジ・お電話ご相談下さい。