今回は、歩いたり立ち上がりの際に膝の内側が痛む患者様をモデルに説明致します。実際に当院に通院された方のお話も織り交ぜていきますので、共感する方も多いと思います。まずは問診時に症状説明をする前に、お体の基本構造を患者様ご自身に知って頂く必要があります。筋トレと一緒で、治療もその箇所を意識しながら行うと効果も倍増する為です。

界 整骨院では、問診表記入時に①痛い場所②いつ③どこで④何をした際に痛めたのか? を把握して患者様にお話を聞いていきます。今回は、膝の内側が以前から特に何もしていなく徐々に痛みがとのことでした。

 

【身体の『クッション』について】

人間の身体の作りは、

 

①身体外部からの衝撃

②地面からの負担を膝関節で吸収

 

その為に脊椎は湾曲になっていたり、膝の中にクッションの役割をする半月板があり、荷重を逃がす為に足首が動きます。

 

 

しかし湾曲が無かったり、足首が硬かったり、膝が変形していたりすると、クッションの役割が果たせず、負担がかかり関節に痛みが発生するのです。

鏡で身体を横から見てみましょう。

 

 

通常正しい姿勢は上図のように

 

耳たぶ~肩の骨の出っ張り~脚に付け根外側の出っ張り~くるぶしまでが一直線のラインが理想な姿勢なんです。

 

これが崩れると身体に不調が起こりやすくなります。高齢になるにつれ、ボディラインが崩れがちですが、小児や学生にも目立つようになりました。

 




 

【問診】

①普段どのような身体の使い方をしているのか?

②過去に同じ個所に怪我をしたことがあるか?

③職業、趣味、スポーツ歴等これらの身体の使い方に違和感があったか?

 

等を主に聞きます。

③についてはプライベートのことなので差し支えなければで良いのですが、無理に話したくない方には御身体のことしか聞きませんのでご安心下さい。

 

【触診】

①膝のどこに腫れはあるか?

②熱はあるか?

③押して痛み・痺れを伴う痛みがあるか?

 

直接患部へ触って確認します。痛みが強そうな所は避け、遠目から触りますのでご安心ください。

 

 

【視診】

①膝と脚の長さ

②膝、足の向き(角度)

 

を見ます。患者様は膝が少し外側へ向き、足が内側に向いていました。そして痛い方と逆の脚が短くなっていました。痛い脚をかばいながら歩くと反対の脚に負担がかかり、骨盤がずれ、脚の長さが短くなることがあります。

 

 

【動きの確認】

①膝は完全に曲がるのか?

②完全に伸びるのか?

 

仰向けになり私がお膝を抱えながら動きをチェクします。動かしている最中に痛みがどの角度でどこに出るかの確認です。

半月板損傷では膝に圧をかけ(半月板へ)痛みがあるか?をテストします。

靭帯では膝の左右動揺性をチェックします。

 

これら全て確認し、最後に痛みの原因となる箇所を特定→治療内容の説明となります。

 

 

【膝の構造の説明】

①表側(大腿四頭筋など)

②裏側(ハムストリングス、膝窩筋など)

③靭帯

④膝の中の関節を包む関節包

⑤脛骨、腓骨、大腿骨を納めクッションの役割をする半月板

⑥お皿と呼ばれる膝蓋骨(実は膝の曲げ伸ばしの際、お皿も同時に動くんです)

 

 

これらが一つでも機能しないor不都合が発生すると痛みや違和感に。膝の曲げ伸ばしの際に膝蓋骨も同時に動かなければなりません。この膝蓋骨が年齢とともに動かなくなる方が多いのも特徴です。もちろん筋肉の緊張or脆弱異常、しこりのような硬さ、肉離れ等も原因となります。

 

痛みのサインとして水が溜まるのも機能しなくなっているよ!のサインです。

膝の痛みの種類として

 

①半月板損傷

②靭帯の損傷

③筋肉の使い過ぎからくる炎症

④脛骨が出っ張る(お皿の下)オスグット

 

 

半月板の損傷では、膝の引っ掛かりがみられます。靭帯が伸びた痛みでは、左右の膝を動かした際に動きが明らかに違います。重度ですと、腫れて内出血になります。

これらは大体何かをして痛めたのが明確なことが多いです。

半月板・靭帯損傷は、バスケ・サッカー・テニスなど、走って方向転換が激しいスポーツ選手に起こりやすいです。

 

 

実際に膝関節の損傷有無を確かめるテストからの施術

触れた際に患者様は、大腿の内側の筋肉が固くなっていました。しかし、お皿の可動はありました。

 

この時点で膝の軽いO脚からの膝痛か?が解ります。

半月板、靭帯の損傷か緩みからなのかのテスト

異常なし

膝の曲げ伸ばし・立ち上がり時・歩行時を確認

 

 

これらを調べることによって、日常生活&加齢に伴いクッション性低下&外側の筋力低下からくるO脚予備軍とが確定します。

 

何故膝の内側が痛くなりやすいのか?

O脚ですと、負担が内側に集中します

 

 

 

治療プランを組み立て施術スタート

界 整骨院での治療は

 

A,O脚にさせている原因の筋肉(お尻、太もも、膝裏、脛の筋肉)を良くほぐし

B,O脚での関節内での隙間の狭さを解消する為に牽引

C,膝を内側に持っていくため、引っ張りながら内へ緩めた足首を今度は外に

D,膝を回して動かす

 

最初のお話のように足先から脚バランスを整えていきます。

 

これを何度か繰り返し痛みが軽減されます。

必要に応じてメンタームクリームでマッサージもします。

最後に電気治療で終わりになります。

 

 

ご自宅でのケア方法&指導内容

当院では自宅での膝回りトレーニングを指導します。(前期高齢女性ですとカーブスがおすすめ)

歩き方での膝の使い方悪いと、O脚でない人でも膝の裏が痛い、お皿の下が痛いなどあります。大抵膝回りの筋肉が硬く脚を伸ばしても床に膝が付かないがあります。そのような方も同様に膝周りを緩め、ストレッチで良く伸ばします。

猫背で歩いていると重心が前方へ行くため大腿裏、膝裏、ふくらはぎが頑張り疲労が生まれ痛み始めます。普段からの歩く姿勢からも気を付けないと不調は起きるのです。

 

 

セルフO脚チェック

①仰向けに寝て、脚を揃えた状態で脚の内側がついていますか?

②足は真上または、30度位外側に倒れていますか?

③靴のかかとの減りが外側だけ減っていませんか?

 

 

もし、内側に隙間があつたり、30度以上倒れていたり、靴の外側が減っていたらO脚です。膝の内側が痛みやすい状態なので、ご自身で筋トレ予防しましょう。

 

 

 

ご自身での予防方法

O脚の方は足の外側を使って歩くようになります。正しい歩き方を意識して歩きましょう。

①正しい歩き方

大股で踵から接地して最後は親指で蹴る!なおかつ下を見たり猫背ですと、脚が前に出にくなり小歩行になります。遠くを見る意識で猫背にならないように歩きましょう。それで足の外側も使わなくなり、膝も外側へ向いているものが内へ寄ってまっすぐになります。癖をつけましょう。

 

②膝の内側の筋力強化

膝が外へ向いているという事は、膝の内側の筋肉が弱く、外側の筋肉に引っ張られます。内側の筋肉を鍛え膝を内側に持っていきましょう。

 

③自宅でできる膝の内側筋力トレーニング


100均でも売っている大きめのゴムのボールを準備して下さい。参照動画等ではテニスボールが有名ですが、痛いので最初は柔らかいボールで行いましょう。クッション又はタオルをぐるぐる巻きにして膝で挟んで潰します。

10回5セット

あとは、横向きに寝た状態になり、両脚伸ばして揃えた状態で片脚だけ30度位に上げて10秒キープ!3~5セット行ってください。

痛いのにやりすぎると、後々歩けなくなる恐れありますので気を付けて下さいね。

 

 

湿布は貼った方が良いのか?病院での茶色の湿布で良いのか??

高齢者の方(65歳以上)の方には、あまり湿布はお薦めしません。明らかに腫れていたり、熱をもっている以外は特に湿布等に効果は無いものと思って下さい。原因は周りの筋肉や靭帯の硬さにあります。

 

しかし、運動されている方は別です。

マラソンやスポーツをやられる方も膝の内側が痛む(鵞足炎)外側が痛む(腸脛靭帯炎)ことありますよね?そちらは繰り返し外力からの負担です。

基本ですが、痛む場所周辺が腫れていたり熱を持っていたりしたら冷やしましょう。もしくは消炎沈痛剤入りと書いてある湿布やクリームを張ったり塗ったりして下さい。

スポーツでの練習の繰り返しによる炎症を取ります。それが先決です。当院では触診時熱がある際は、アイシングしながら治療を行います。

通院での目安

初回来院から3回~5回で治癒を目指していきます。

もし、心当たりがある方、膝で痛みを感じる方はご来院下さい

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