今回は膀胱炎について取り上げていきたいと思います。
よくみかける疾患ですが、放っておくと症状の悪化や他の病気を発症させる
原因になる可能性もあるので注意が必要です。
◎膀胱炎とは?
膀胱炎とは、名前の通り尿を溜める臓器“膀胱”の粘膜に炎症が起こる疾患で
尿管に細菌が入り、それが膀胱内で増殖し炎症を起こすケースがほとんどです。
通常ですと細菌が入っても、尿と一緒に体外へ出すので発症はしませんが、疲れやストレスなどで免疫が落ちてしまっていると感染しやすくなります。
◎膀胱炎の症状は?
・何回もトイレに行きたくなる(頻尿)
・排尿時に痛みがある(排尿痛)
・残尿感がある
・下腹部にだるさや痛みがある(下腹部痛)
・血尿
・尿が白く濁る
初期の場合はトイレの回数が増え、悪化をしてくると血尿を伴います。
◎膀胱炎の原因
・疲れやストレスによる抵抗力の低下
・長時間トイレを我慢する
・性行為
・ホルモンの減少
(更年期などで女性ホルモンが減少すると膀胱の内膜が薄くなり出血しやすくなることから発症しやすいとも言われています)
◎対処法
・水をたくさん飲む
水分をたくさんとり、菌を体外へ出すことが大切です
・抗生物質の内服
・局所を清潔にするなど
◎膀胱炎は繰り返す?!
膀胱炎は繰り返すことが多い疾患です。
その為、薬だけの治療ではなく生活習慣なども大きく関わってきます。
その中で原因の1つと考えられる抵抗力(免疫力)の低下にはストレスなど精神的な状態も大きく関係してきます。
お仕事や家事、学校など日頃の生活の中でストレスや疲れを溜め過ぎないよう注意しましょう。
~ツボの紹介~
疲れがとれない、疲れやすい方:太衝(たいしょう)
足の甲、親指と人差し指の間で2本の骨が合うところ。
脈拍を感じる所にとります。
足の冷えにも効果的なので入浴中や入浴後に押してみるのも効果的です。
膀胱炎の症状(頻尿など):中極(ちゅうきょく)
おへそから親指4本分下にある。
中極は膀胱の募穴(臓腑の気が集まるところ)であり尿道炎や生理痛などにも使われることもあります。
強く押すのではなくさすったり温めるような優しい刺激を加えます。
不眠・寝つきが悪い:失眠(しつみん)
かかとの中央にあるツボです。可能であればお灸をすると効果的です。
こちらのサイトにすごく分かりやすく載っています。
からだ元気 眠れないときに押したいツボ
上記で紹介させて頂いた他にもたくさんの効果があるツボがあります。
ぜひ試してみて下さいね。