皆さん、そもそも『鵞足(がそく)』とはご存知でしょうか?
鵞とはアヒルの足のことを指します。
人体にはまるでアヒルの足の形をした可愛い靭帯集合場所があります。
①半腱様筋腱
②薄筋腱
③縫工筋腱
この3つの腱の総称を『鵞足(がそく)』と言います。
①練習・試合中連続ダッシュするとピリッとする
②お皿の内側~下が痛くてジーン・ズキズキとする
③膝を伸ばしたり、立ち上がる時に気になってしょうがない
このような症状がある方はいらっしゃいますか?
膝がズキズキ痛むと辛くて苦しいですよね。歩くのも嫌になってしまいます…..
走りすぎが原因?
『鵞足炎』とは、冒頭にも書きました、半腱様筋腱・薄筋腱・縫工筋腱の3つの腱に炎症が起きることを言います。
この3つの腱に反復して負荷を与えると
ストレスが溜まる→太もも内側の筋肉が硬くなる
そうすると、痛みが出てきます。
①走り込み・ジャンプ・ターンの切り返し動作(軸足)が反復的かつ追い込み練習
②久しぶりの運動
③X脚(内股)
④日々のストレス(疲れ)が溜まって筋肉が硬直してしまう
お皿の下側がいたくなったら黄色信号
①膝の内側から膝下にかけて痛む
②膝を曲げ伸ばしした時に痛む
③疼痛(ズキズキとした痛み)・圧痛(押したたりした時の痛み)
特に、階段の昇り降りに支障をきたすことが多いです。
鵞足炎は、膝の筋肉からのSOSサインなんです!
鵞足炎についてのさらに詳しい情報はこちらをご覧ください →ストレッチ&コンディショニングめんてな
ランニングフォームを改善してみよう!
鵞足炎はランナーに多いと言われています。
起こりやすい走り方・姿勢は
①足首が硬い
②膝とつま先が外を向いている
③走行時膝が内側に入っている
この3つのフォームでランニングをしている方はフォームを変えてみましょう!
自分にあった正しい姿勢で、ランニングを行ってみて下さい。
スポーツ競技の練習で、負荷がかなりかかるものはメニューを変えてみることも大切です。 自分の身体の為に練習方法の見直し、オーバートレーニングをしないことを心掛けてみてください。
疲れ・身体への負荷だけが原因ではない鵞足炎。筋肉の硬さ・姿勢も関係してきます。
筋肉の硬さは、マッサージやストレッチで改善できますよ!
鵞足炎の改善方法
鵞足炎になった知り合いからのお話によると
①普段の姿勢(屈伸した際に、膝とつま先が外に向いてしまっている)
②筋肉の硬さ→下半身に柔軟性が無い
が原因です
つま先と膝の向きを真っ直ぐにする・筋肉を和らげる
つま先と膝を真っ直ぐにすることが凄く大切です!
階段の昇り降り
歩行
ランニング等
膝が真っ直ぐ出ているか、意識してみて下さい!
今までの姿勢が癖になってしまい、意識しても外側を向いてしまう
このような方も多いです!
①右足左足を重ねるように(平均台を歩いているように)
②一直線を心掛ける
良いみたいです!モデルさん歩きですね!
鵞足炎になってしまうということは、身体の筋肉が硬いというサインでもあります。
安静にしながらも、自分の身体と良く向き合って筋肉を癒してあげてください。こちらの動画が素晴らしいです。
鵞足炎に効くテーピング方法
ヘッダーの写真が当院の鵞足炎に対するテーピング処置ですが
①縫工筋沿いに膝の下~内側にかけテンションをかけ、四頭筋で止めます。
②これにより膝を持ち上げる補助になります。
③安定性を出す為に、付着部も横に巻きます。
④やや膝蓋骨に重ねることで、左右の動揺性も補えます。
貼り方・巻き方が解らない方は、お気軽にご相談ください!
サポーターは金具があるor無い、どっちが良いの?
膝の痛みを抑制するには『金具が入っている強固なサポーター』or『金具は入ってないけど、しっかり締まりつつも動けるサポーター』
どちらか悩まれる方が多いです。痛みの程度によっても違います
結論
①スポーツしている方、継続している方、一時休んでも再開しなければならない方→金具無し
②けっこう休めて完全に治したい方→金具あり
それぞれメリット・デメリットあります。
金具があると強固で安心!だけど動かしずらい。。
しかし治る最短の道は、がっちり固定をし膝を休めることです。
ミューラー社のサポーターは個人的に好きです。
鵞足炎でお悩みの方、お膝のサポーターで迷っている方、お気軽にご相談ください!