「炬燵から立ち上がろうとしたら、転んじゃった」
「歩き始めた時に痛みが強くて、だんだんと痛みが持続してきた」
「転倒してから股関節を動かせる範囲が狭くなってきている」 等
骨折の種類があり
・どの場所が折れているのか
・折れた骨がどのように変形(転移)したのか
・固定法や固定期間が大きく変わる
・入院、手術は必須
・寝たきりになる
・痴呆も進行しやすい
また、股関節の動きが悪くなっている時は、変形性股関節症が考えられます。
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股関節の関節軟骨がすり減り同士が擦れ合って変形します。変形が進むと両足の長さに差が出て、足を引きずる・歩く時に身体が揺れたりするようになる。
多量のステロイド薬を用いていいる方では大腿骨頭壊死で股関節の痛み・歩行困難が起きる。
①転移性脊椎腫瘍
②関節リマウチ
③強直性脊椎炎
これらの病気でも症状が現れるので、股関節の違和感を感じたら早めの受診をしましょう!
股関節が痛い時に一番多い「変形性股関節症」ってどんな病気?
上記の通り「変形性股関節症」は、骨が摩耗してすり減り変形する病気です。
主な特徴としては
①関節の痛み
②可関節の可動域の制限
③両足の長さの違い
④いつもとは違う歩きにくさ 等
痛みと共に①~④の症状が現れます。変形性股関節症には大きく2つにわかれています。
α 1次性
明らかな原因が無いのに関節が壊れていくものです。
関節軟骨の細胞が老齢化してしっかり働かなくなったためと考えられます。欧米などでは1字性が大半を占めていると言われています。
β 2次性
何らかの病気や怪我で起こっています。
日本では2次性が大半を占めていると言われています。
先天性股関節脱臼と臼蓋形成不全によるものが約90%で圧倒的に女性が多いのです。
治療法は自分の関節をよく観察することから!
初期のうちであれば、どのような使い方をしたら痛くなるのか?を探ってみましょう。日常生活で痛みを悪くしない使い方を見出すことが大切な事になります。
痛め止めの薬を使用することも選択肢には入りますが、よっぽどの時以外は使用しない方が良いです。
ぽっちゃり体系の方は、体重によって関節に負担を掛けている可能性がありますので、ダイエット生活も考えてみて下さい!
「痛みが強すぎて、どうしても歩くことができない!」
とお悩みの方は、歩くことができないと筋肉が衰えてきますので、できる限り
「水中歩行」
がおススメです!
金沢区で言うと、ダンロップさんやリネツ金沢さんといった施設で水中歩行を行う事ができます。
週2~3回程度で通ってみて下さい!
「転倒・つまずき防止」太ももの筋トレ
もも上げ運動ってご存知ですか?実際に歩くような形で、いつもよりももを高く上げて足踏みをしてみて下さい。
膝が90度くらいになるのがベストです!
ももを高く上げてしっかり歩けるような姿勢の癖をつける事が目的です。
少しでも地面から脚を遠ざけてあるく練習です!
転倒する時に多い「つま先が地面にこすれる」のを防止!
後ろ脚を前に持ってきた際につまさきが地面にこすり、つっかかるケースが多いと思います。
つま先を持ち上げる力、スネの筋肉の低下が考えられるので「前脛骨筋」を鍛えていきましょう!
実際に歩いている時は、しっかり踵から地面に着くことを意識して、つまずき防止をしましょう!良い姿勢を身に着けて、実際にどんどん歩いてみて下さいね!いっぱい歩いてみる事が大切です!
「歩いていて、足よりも股関節がギシギシしたりして痛みもある」
「階段降りる時に股関節の外側が痛い!」
「つまずいて転倒をしてしまった時に、股関節辺りが異常に痛くて歩けなかった」 等
高齢者が転倒して股関節辺りが痛くて歩けない!と訴えっているのであれば骨粗鬆症による大腿骨頚部・転子部骨折の可能性があります。
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股関節に近い太ももの付け根で骨が折れます。
骨粗鬆症で起こりやすい骨折の一つです。
変形性股関節症によく効くストレッチ!
動画の先生がやられているテニスボールとタオルを使った方法はすごく良いです!皆さんもお試しください!
「痙性麻痺」以外に歩きにくくなる病気とは?
「階段の昇降時に、つま先が段差にぶつかり必ずつまずく」
「歩行時、道路に脚がつっかかりよろけそうになる」
「つまずいて転んでしまうことがしばしば」 等
思う様に脚が動かず、毎日イライラ…….つま先が上手く上がらない症状では「痙性麻痺(けいせいまひ)」が考えられます。
頚椎部で脊椎が圧迫されるために起こる麻痺です。
①脚がつっぱる
②脚がもつれる
③歩くのがなんだかぎこちない 等
症状が現れます。歩くのが辛かったり、脚のぎごちなさが気になりませんか?
主な原因として挙げられるのは
①頚椎症
②頚椎後縦靱帯骨化症
③頚椎椎間板ヘルニア
④腰椎症
⑤腰椎椎間板ヘルニア 等
痛みで歩けなくなったり、脱力するために歩きにくくなります。
膝が痛んで歩きづらい時は?
α 膝が傷んで歩きづらい時
「変形性膝関節症」
膝の関節軟骨がすり減り痛み等が起こります。
症状が進むと膝の曲げ伸ばしもぎごちなくなるので、歩行・階段の上り下りも不自由になります。
β 股関節の動かせる範囲が狭くなる
「変形性股関節症」
股関節の関節軟骨がすり減り、骨導子がこすれ合って関節が変形します。変形が進むと両足の長さに差が出て、足を引きずる・歩く時に身体が揺れる等の症状が現れます。
※関節リマウチで下肢の関節が障害された場合も、歩きにくくなりますので、原因をしっかり理解するために受診をしましょう。
靴の先がすり減っている方は要注意!
痛みは自覚しやすいのですが、進む麻痺は案外見落とされがちです。
「年のせいかなー?」と思い放っておいて、ついに歩けなくなってから受診する方も少なくはありません。
痙性麻痺による歩行障害が起きているサインとして「靴の先、もしくは靴底がすり減っている」(車のタイヤがツルツルでいつスリップを起こしてもおかしくない状態)に直ぐなってしまう場合は要注意です。
「ちょっとした所に脚がつっかかる」等も注意してくださいね。歩けなくなる前に受診をしましょう。
何もない所でつまずいたりするのは筋肉の衰え!?
つまずいたり転んだりする原因を病気以外で考えたら、一番は脚の筋肉の衰え!運動不足が原因でしょう。足を持ち上げ、それを安定して支える筋肉には
①大腰筋
②中臀筋
③前脛骨筋
④膝関節の屈曲筋 等
たくさんの筋肉が相乗的に関わっていますが、1つでも弱くなれば、足を持ち上げることが不便になり踵から着地するという本来の歩行姿勢を保つことが難しくなります。
転倒による怪我が多発していて、死者数も多いのです。筋肉をしっかり保つ事で、ご年配の方でも転倒を防止できます!
歩行の困難・痛みについて分からないことや、疑問に思ったことがあればお気軽にメッセ―ジ・お電話ご相談下さい。