バスケットを上達させる為には、パス・シュート・ドリブル等最低限の事ができなければなりません。
最低限必要な能力を身につける為には、ボールを思うがままコントロールさせるハンドリング技術が必要。
ボールハンドリングは、全てのバスケット動作を素早く正確に行うための能力の一種。
ハンドリングが上手い。能力が高いと、ドリブルをしている時にボールと手が吸盤のように吸い付いて見える等、最低限の技術に+αすることができます。
ボールハンドリングの必要性
ハンドリング技術がないと、試合中にパスミス・ドリブルミス等が多発する。これを簡単なミス(イージー)ミスといい、一番指導者に怒られること。
ボールコントロールが良ければ、NBA選手のようなかっこいいプレー(レッグスルー・バックビハインド・クラッチシュート等)ができるようになり、試合にはかなり効果的です。ハンドリング技術がなければ、バスケットが上達しない。そのくらい大事なものであります。
ボールハンドリングの上手くなるためのコツ
反復して練習を行ってください。
『器用でなければハンドリングはできないんじゃないか?不器用な僕には無理だっ』
そんなことは全くありません。反復して、頭・腰・足回りを回すと次第に上手くなってきて、早く回せることが当たり前になってくるはずです。そこまで至るには時間がかかりますが、努力した先に栄光あり。
少し慣れてきたら、タイムアタック形式でやってみてください。毎日ハンドリングのタイムを測ってやれば、速さの違いが明確に見えるでしょう。
ハンドリングのポイント☝
①指を最大限に広げてボールを持ち、各位を回す。
②回すときに、手のひらで回すのでなく、指先でボールを回す。
③最初は自分の身体の近く(ボールが身体に当たるくらい)で行う。慣れてきたら、身体の遠くでもコントロールができるように!
最初はゆっくりでいいので、確実に行うことが大事。
試合でかっこよく、チームに貢献できるような存在になるには?
ボールハンドリング技術は基本の中の基本です。ボールを手先でコント-ロール(ドリブル、パス、シュートが手先で行える)ようになるまでとにかく反復練習。コントロールが良くなるとイージーミスは無くなり、シュート率も向上。
練習以外の時にどれだけ練習するか?
NBA選手で、ステファン・カリーという選手がいます。動画を見て頂ければ分かるが、シュートは落とさないし、ドリブル技術はピカイチ。
ドリブルとは?
①バスケを行う上で必ず必須になるものです。
②バスケットボールを床に落とし、自分の所に跳ね返ってくればOK。
ボールを両手でついてしまってはダブルドリブルというルール違反なので、必ず右手か左手を使ってドリブルをする。自分たちの得点に繋げる術として必須になってくるのがドリブルです。
ドリブルにも沢山の種類(技)
シュートと同様、ドリブルにも沢山の種類(技)がある。
・フロントチェンジ
・バックビハインド(ビハインドバック)
・レッグスルー
・インサイドアウト
基本的によく目にするのはこの4つ。どれもDFを『技』で抜くというイメージです。
フロントチェンジ
自分の目の前で、右手から左手に、左手から右手に繰り返しチェンジさせるのがフロントチェンジ。一番簡単なドリブル技術。簡単なだけあって、DFにボールを取られやすいのがデメリット。DFが自分にべったりついている時は、なるべく避けましょう。
バックビハインド(ビハインドバック)
フロントは前、バックは後ろという言葉通り後ろでチェンジするもの。早いドリブルをしていて勢いのある状態のままDFを抜く時に有効。バックビハインドでDFをかっこよく抜くと会場が湧くので、是非挑戦してみよう。
レッグスルー
ボールを自分の股の下でチェンジすること。相手にボールカットされそうな時、素早くチェンジしてDFを抜き去る時に有効です。足の一歩を大きく踏み出し、踏み出した足の下を通しる。この時姿勢が高いとドリブルにスピードがのらないので、姿勢は低くして行う。
インサイドアウト
右から左にチェンジ(フロントチェンジ)すると相手に見せかけ、意表を突く技術。重要になるのは、ボールを持っている手だけで相手を騙す事。これは難しい技です。NBA選手でいうと、アレン・アイバーソンとジェイソン・キッドが上手ですよ。
ドリブルをミスも無くかっこよく表現させる為には?
反復練習につきるのですが、手先だけでボールをコントロールするのではなく、腕全体を使ってドリブルをすることです。ドリブルの沢山の技術をこなすには、強くバウンドさせる。
手先や手首のみでドリブルをすると弱いドリブルになる。(DFに簡単にカットされてしまう)かっこよく表現・人を驚かせるようなボールさばきができるようになるには、身体全体を使って技をする事。
まるでマジック・ジョンソンのように。
パスのコントロール技術を向上させる
試合に勝つためにはチームプレーが必須。パスがないOFはありえません。
パスも沢山の種類が存在し、基本的に覚えなければならないもの
①チェストパス
②バウンドパス
2つが基本的に初心者には叩き込まれ、コントロールの向上を図る。
チェストパス
両手でボールを持ち、自分の身体の胸の辺りから相手の胸めがけてパスをする。反復練習して、パスの感覚を覚えましょう。
バウンドパス
ボールを自分と相手の真ん中にバウンドさせて、パスをする技術。使い道は、DFが目の前にいてチェストパスができない時等
パスを早く!強く!出す方法
パスの形、コツをマスターしましょう。反復する内に試合で使えるか?と自問自答を繰り返す事が上達への道を切り開く。
【パスを強く・早く出すメリット】
①DFにカットされない・ターンオーバーが減少
②試合展開を早くする
腕の力と足の力を同時に使う事で【早く】【強く】パスの飛距離・スピード・強さが増します。
バスケットで大切な基本的なスタンス
バスケットで一番大事なのが、バスケットボールスタンス。DFを抜く時・シュートを打つ時・パスをする時等で重要。
【バスケットボールスタンスの基礎】
①膝に手が触れられるくらいの低さ
②前を向く
③踵を少し上げる
④股関節を曲げる
⑤背中を丸めない
⑥重心を体の中心に置く
【バスケットボールスタンスの特徴】
①切り返しがしやすい
②すぐに止まれる
③バランスが良い
④動きやすい
バスケをする際に、常にこのスタンスを維持すればプレーの質が高くなる。両手にボールを持ち、スタンスを広げて、ボールの2個ドリブルをする。必ず前を見て背筋をピンッと。バスケは切り替えが激しいスポーツなので、姿勢が高いことは良くありません。
膝に手がつくくらいがBest
バランスを崩さず、すぐに動ける姿勢が望ましい。NBAの名選手『リック・バリー』がこう言っている。
『バスケット・スタンスとは、膝を触れるくらいの低さの事だ』
『リック・バリー』は、スラムダンクの桜木花道がフリースローを下から打つのを実際に試合でやっていたことでも有名です。
スタンスが高くて中々思い通りにプレーができない。そんなときに、『膝にふれているか?』を考えてみて下さい。繰り返し行っていれば、自然と『バスケット・スタンスの低さ』になっています。そのスタンスから、顔を上げてバランスを保つことがGoodです!
合理的なディフェンススタンス
指導者から『腰をおろせ』『膝を曲げろ』と言われたりしますよね。
なぜ重心を低くしなければならないのか?
重心を低くすることで
↓
①スタンスが広がる
②当たり強くなる
③すぐに高くジャンプできる・リバウンドの最高到達点が変わる
④素早く動けるようになる
腰をおろすメリットです。
基本的な姿勢(スタンス)の重要性
素早く、鋭く動くことができると、DF・OFのパフォーマンスが上がる。かっこよくも見えるので、もっとバスケットが楽しくなりますよ。カッコよくバスケットができることを目指して、辛いことを乗り越える忍耐が必要です。スタンスは全てのプレーに影響する必要不可欠な姿勢。
膝を曲げない楽なバスケット技術はありません。
「1%の才能と99%の汗」by Kobe bryant
『天才=努力』という言葉が当てはまる選手のご紹介。
kobe bean bryantの今までの経歴
コービーブライアントはアメリカで生まれ、6歳の時にイタリアに渡り7年間過ごしました。父親はイタリアリーグで大活躍。一躍有名になりました。
高校は、フィラデルフィアのローワ・メリオン高校に入学。長年イタリアで過ごしていたため、アメリカに帰って来た時は馴染めなかったそうです。
3年生になる頃、コービーの才能が爆発!州の最優秀選手に輝き、大学(NCAA)の名門校のスカウトマンが訪れるようになる。その頃からNBAドラフトの熱い視線を送られるようにもなりました。
4年生の頃に、ローワ・メリオン高校を州のチャンピオンに。大学進学を考えていたコービーですが、他の高校選手が20年ぶりに高校卒でNBA入りを果たしたということもあり、コービーもNBA入りを目指しました。
1996年は、『マイケル・ジョーダン』が有名でしたね。バスケットの神様。
コービーはマイケルと対戦したいという気持ちが高かったこともあり、NBAへの早入りを決断。念願のLos Angels Lakersに入団です。プロ野球で言えば読売巨人軍と同じような伝統的なチーム。
今や神様のようなコービーでも、ルーキーイヤーはたったの15分と少ない時間でしかプレーができませんでした。得点も、平均7.2点と不調の連続。
悔しさから、翌年から徐々に成績は上がっていき、2000年にNBA初優勝。個人成績もその後上がっていき、スーパースターへの仲間入りを果たしました。
Kobe Bryantに合う言葉『1%の才能と99%の汗』
小学1年生の時からコービーの試合をテレビで見ていました。かっこ良すぎるし、上手すぎるし、とにかく惚れ惚れ。子供たちにコービーとジョーダンのお話を良くします。どちらも、最初からスーパースターではなかったことを。それまでにはたくさんの挫折をし、それを乗り越え努力した結果がスーパースターへの道を切り開いた事を。
才能は簡単には手に入らないし、手に入れる術を考えなければなりません。少し才能があり、その才能に溺れ、それ以上を求めない選手に栄光なし。
ある才能をどう伸ばすか?努力した数が多ければ多いほど最後には花が咲きます。KobeとMichelがそうです。才能に溢れているのは『99%の汗』があったから。
皆さん色々な壁にぶち当たるかと思いますが、Kobe Bryantのようにどんどん壁をぶち破って、最後には笑えるようにしましょうね!
バスケ(スポーツ)に必要な3カ条
バスケは体力的に非常に負担を伴うスポーツです。持久力だけでなく瞬発力も必要で、攻守の絶え間ない切り替えにも耐えるのと、突然の停止とスプリントを40分間続ける必要がある。(ミニバスの場合24分)
Ⅰ、精神論→身体論
体力があるかないか、激しい運動を継続できるかできないかというのは、勝負の8割を決定してしまうほど重要なものです。
バスケだけでなく、他のスポーツでも持久力は付き物ですが、特にバスケは十分なスタミナが必要です。 バスケのような連続性のある運動には、単純に酸素を取り込んで運動を続けていける力
①有酸素性持久力
②無酸素性持久力
③間欠的持久力
②ダッシュのような無酸素で高強度の運動を何秒間続けられるかという能力。
例えば、ディフェンスから速攻をかけるようなシチュエーションだと、最大限の激しい運動を何秒間も続けなければなりません。
③高強度の運動を何回繰り返すことができるかという能力。
オールコートプレスを40分間続けられるチームはありませんが、プレスの時間帯を試合で何回確保できるかという視点で見れば、高強度の運動を回復期を挟んで何度繰り返せるかというのは、バスケットボールのパフォーマンスを大きく左右します。
Ⅱ、身体の負担を考慮した方法
バスケはウィンタースポーツなので、夏は冬に向けて猛特訓する。 小学生は夏休みがとにかく長いですよね。 そんな暑い夏こそ、体力をつける時期です。 一人一人体力の限界が違うので、まずは一人一人の限界を知ることから 始めている。
特に重要にしているのが、水分補給と休養の時間です。 小学生なので、連続して身体に負荷を与えることはせず、小まめに休憩を入れる。
夏限定でおにぎりを食べる。 食べることにより、子供達はパワーアップ! 休憩時間は10分程度で、子供達の回復具合をみて練習再開です。 走る練習の時間も長時間行うのではなく、短時間で小刻みに繰り返して 少しでも負担が残らないように休憩を必ず長めに取っている。
身体の負担を少しでも軽減させる方法は 、そのチーム団体にあった練習時間の工夫、休息の取り方 一人一人の回復具合をしっかり見てあげることが 身体への負担を軽減させる方法なのではないか?
Ⅲ、家族のサポートについて
常に子供の具合を観察し、家でも痛い箇所などを聞いてあげることが大事。小学生の場合、話かけてあげないと自分の中で色々と考えてしまい、解決できないものが 沢山でてきてしまうので、 それを防ぐためにコミュニケーションをとってみると良いかもしれません。
食事にも気を使いましょう。 練習が終わったら直ぐに食事を取るのがいいですね。 早く練習の疲れから回復することが望ましい。 栄養バランスのいい食事、白飯を何杯も食べてください。
怪我等をしている場合は、暖かいお風呂に入って身体をほぐし、 睡眠も早ければ早く入って、疲れを取るのが一番です。
『いつも何時に寝てるの?』
と聞くと、11時だったり12時だったりで これはさすがに遅すぎるよね……
寝る時間が少なければ少ないほど、前の日の疲れが残ってしまう。 怪我に繋がる原因です。 少しでも身体が万全な状態で朝を迎えましょう。
①コミュニケーション
②食事
③睡眠
3つをサポートする必要があり、これは子供だけの責任じゃなく親の責任でもあるのです。
分からないことや、疑問に思ったことがあればお気軽にご相談下さい。