春の合宿明け、疲労がピークな状態でした。
毎年沖縄キャンプ(巨人と一緒の那覇キャンプ)7泊8日するそうですが、この間沖縄の高校との練習試合数は9試合だったそうです・・・。7泊に対して9試合って凄すぎる。
沖縄のチームは一年中練習できるので、運動神経も高く競合揃いだそうです。
合宿は楽しいものだと考えていましたが、純粋にチームのレベルを上げるため毎日朝から晩まで真剣に練習するそうです。恐るべし高校生・・・
合宿中~明けの疲労を考慮し、頑丈なテーピング⇒徐々に軽くし⇒動き易いテーピングへと変えていきます。固定⇒流動を意識しその日の練習メニューをあらかじめ聞いて考慮した最適なものを貼ります。
①合宿中に、3日目から肩の張りが出てきたがそのまま練習を続ける
②合宿から帰ってきてからまた明日から練習再開
高校球児には休みなんてありません。全ては甲子園へ目指す為、僕らも全力で応援します!
0、肩関節のオーバーユース防止に固定テーピング
①炎症や投球動作に制限が出てはいないが張りが強い
②連日練習&試合があるということで固定を意識
ガチガチタイプです。肩関節全体を覆い、投球ストレスを最小限に留めるテーピングを。
肩を挙げようとも、上からテンション強めに抑えつける様に貼るため若干動きづらさは出ますが痛みは解消します。
ここから段階的に軽めに移行していきます。
3日間は肩関節に負担が来ないように保護タイプで
1、肩を持ち上げるように、疲れを取りに行くテーピング
三角筋・僧帽筋上部・棘上・棘下筋をテンション50%と強めに上へ持ち上げます。
合宿明けのこともあり、疲れで腕がダルイ状態だったため肩を軽くするイメージです。
2、動きを出す為に、棘上・棘下・小円筋テーピングを
腕の疲れが回復したので、今度は動きやすいように小円筋テープを+α
腕の回旋がスムーズに行くように、腕を最大まで捻った状態で貼っていきます。
遠投がかなり楽になります。
3、野球肩万能型テーピング
明日の練習でスムーズにファーストへ投げれる様に、野球肩ポジションショートVer
肩甲骨から上腕骨にかけて、捻りを最短距離で投げれるように、後側に引っ張られるようなイメージです。合宿明けの疲れ・張りが取れたため普段の練習で邪魔に感じない様に克つスムーズさが出るようにしています。
野球肩万能テーピングレシピ
①三角筋テープ テンション25%
②棘上筋、棘下筋テープ テンション75%
③僧帽筋テープ テンション50%
筋肉はしっかりついているので、I字テープで強度を保つとともに貼り付ける姿勢も、伸展肢位を崩さないように貼ることで『より引っ張られる感』が出ます。今回はこれから-10%で使用しています。
6日目からは機能的テープを。
この時点で合宿後の張りは完全に無くなっていました。
春の選抜予選があるため、試合でのパフォーマンスを上げる為にもテーピングが効果を発揮します。
野球日の応援してます
野球部が県内100校以上ある県は、甲子園出場枠を2校にしてあげても良いのではないでしょうか?東京は出場数が東西に分かれています。神奈川は198校中、1校しか選ばれません。10年に一度は出場枠が2校になるけども・・・激戦区を勝ち上がる為に鎬を削る思いを、チャンスを増やしてあげて欲しいですね。
昨日のテーピング後は、かなり腰痛が改善されたそうです。もう痛くないんじゃないかと思うくらい、若い筋肉は違いますね。
本日は改善された腰痛に、若干バッティング時に違和感が残っているので腰の回旋を補助するテーピングを貼りました。
左肩甲骨から菱形筋→広背筋を手助けするものです。
そして、前から気になっていたという投球時の痛みに対するテーピングも基礎編も追加です。野球をしていると、ボールの投げ過ぎで肩周りが痛くなる。別名、野球肩です。
彼は内野手でショートからファーストに投げる際に違和感があり、右肩甲骨下縁にシコリの様な硬結があります。これが邪魔をしていると思われるので超音波治療+手技治療を加え、テーピングをします。内野手は投げるフォームは素早くコンパクトなので、ややテンション強めに貼ります。
テーピングの貼り方等について詳しく知りたい方、疑問に思ったことがあればお気軽にご相談・メッセ下さい。