走り初めは痛くも無く、むしろ快適に走れるそうです。
ですが5㎞の途中過ぎてから、太もも(大腿部)の外側から膝裏にかけて段々と違和感が出るとのこと。
更に、1時間を超えてくると、疲れのせいか足が重くなる様な感覚になるそうです。
これを軽減しつつ、大腿外側部を補強するイメージで貼ります。
【押して痛むPOINT】
・半膜様筋(はんまくようきん)
・膝窩筋(しつかきん)
・外側側副靭帯(がいそくそくふくじんたい)
を押すと響くような痛みがあります。
ランナーの筋肉は酸素を多く含むので、全体的にフワッと柔らかさがあります。
ですが、筋肉が炎症を起こしていたり、乳酸が溜まっているとその箇所がプリッと硬く、左右の感触に変化がでます。
ランナーのテーピングは外側を補強するのが吉
膝窩から腓骨頭(ひこっとう)の痛みが強いので、外側を補強できるようにします。
走るときに、ハムストリングスの力で足を持ち上げやすく、軽さを継続させる為に腓腹筋(ひふくきん)の上まで包みます。
①半膜様筋
5cm×80cm
内太もも真ん中(半膜様筋中部)から斜め下へ→ふくらはぎ外側(腓骨頭)まで。
対角線になるように貼ります。
※テンションかけつつ膝窩上方を通り、半腱様筋へ繋がるように伸ばします(競技者仕様)
②外側々副靭帯
5cm×80cm
太もも外の真ん中(腸脛靭帯)から斜め下へ→ふくらはぎ内側(脛骨頭)まで。
これも対角線に貼り、①と✖印のようにします。
カーブの位置はハムストリングス隆起部を避けていきます。
③膝窩筋
5cm×20cmテープをバッテン✖状に切ります。
膝裏に対してテープを真横に貼ります。
痛みの強い方は、二重に重ねても良いです
④腓腹筋アンカーテープ
5cm×15cm
こちらも下腿部を持ち上げやすい為に、腓腹筋を持ち上げるように5cm+テンション70%で貼ります。
前から見ると
基本の四頭筋テープも貼ります。
走りやすいように、あまり膝関節横に被らないように巻きました。
テーピングの効果とは?
下腿部を持ち上げやすくなります。
テープのテンションをかけながら(軽く引っ張る)筋肉を持ち上げるように巻きますと、『軽くなる』様な感覚になります。ランナーさんや、走ることが多いスポーツの方にはお薦めですので、是非お試し下さい。