「今日は疲れたし面倒くさいから練習いいやー」
「眠いから食事は取らないで寝よう・・・」
「かなり追い込んだけど、ダウン面倒くさいわー」
一番スポーツ選手でやってはいけないことです。
怪我を防ぐためには
①ストレッチ
②日頃の疲れを残さない
③更にバネを強くする体幹筋を鍛える
身体作りと、コンディションを整えてダンスに励みましょう。決して面倒くさいと一蹴せずに、きちんと自分の体と向き合うことが大切です。
怪我を予防する為に覚えておきたいこと
予防もリハビリもやることは一緒なんです
①自分の身体の弱い部分を強化する
②ダンサーに起こりやすい怪我を知って、予防する
③80%で踊れる様な身体にする
④自分の身体のことを知り、正しいレッスンを受ける
⑤適切なケアの方法を知り、最高のコンディションでいる
リハビリ=怪我予防&再発予防
選手にとって、怪我の予防・セルフケアはテクニックで知っておいて損することはないでしょう。
簡単な解剖学・ケアの方法・自分の身体の状態を知る技術を習得し、正しいセルフケアと心の強さを身に着けましょう。
バレエによる怪我
故障を経験したことのある人はなんと95%!多く怪我をしている部位は
①腰
②膝
③足・足指
トゥーシューズを履く女性は足・足指の怪我が非常に多いです。
怪我・故障の原因となっているのが
①疲労 31%
②使い過ぎ 29.5%
③技術的な失敗 19.4%
④誤った身体の使い方 13.2%
となっていて、やはりオーバーユースによる影響が多いですね。
故障した時どの様な治療を行なえばよいのか?
ダンサーにとってとても役立つ治療法をご紹介していきます。
足が痛い時は「フットバス」がオススメ
ダンサーの治療にとても役立ちます!
多くの怪我は理学療法を加えると治りが早くなります。
炎症・腫れを抑えて、足指の瘢痕組織(はんこんそしき)が広がるのを防ぐのが主な目的です。
水治療法は、病院や治療院・エステに用いられます。
水で渦巻きを作る気泡浴を行う→足のマッサージ
といった具合で、痛みを和らげる効果があります。
水の温度は通常38℃から40℃の間で行い、温熱とマッサージの効果で患部の血行が良くなっていきます。
モダンダンス
他のダンスと違って足に何も履きません
靴がないので足は床との大きな摩擦にさらされます。他のダンサーと比べて「水疱・たこ・擦過傷」を起こしやすいのです!
モダンダンサーの治療もユニークで、ダンサーの足に包帯・パッド・テーピングを行う事が良くあります。これらの処置をするとモダンの場合シューズを履かないので、踊っている時見えてしまいますよね。そのため、足にテーピングを貼らないモダンダンサーも少なくありません。
テーピングが見えない様にするには?
テーピングを巻かないことにより回復は遅れます。誰もが早期に怪我を治したいと思いますので、テーピングは巻きたいものです。
唯一の方法としてはボディメイキャップ(メイクアップと同じ)覆っている包帯も隠すことができます。肌色のメイクアップをして、観客に包帯を見せなくする
裸足のケガの防止策
ダンスフロアーの状態も非常に大切な問題になってきます。床の表面はダンサーの足を痛める原因になることがあるからです。どのダンサーも床に影響されて怪我をしますが、モダンダンサーは素足なので、床によって起こるトラブルは多いのです。
全く弾力性のない硬い床で踊ることは、脚にとって危険な事です。
「でも多くのダンス教室ってコンクリートだったり、硬い所が多くない?」
そうなんです。
硬い所が多いです。
柔らかすぎるのも側方への安定性に欠けるので、足関節が回転しやすく捻挫を起こしやすくなります。
木の床で練習するのが◎
側方の安定性が良いです。木の床は弾力性があり、力を吸収するバネのような働きをします。木の床だとジャンプして着地する時少し沈む感じがしませんか?
公園や路地等で踊っているダンサーは、THEコンクリートで踊っているので、外傷が非常に多いんです。クッション性の高い床で練習すれば、膝への負担もすごく軽くなりますよ!
ダンススクール選びの時は、床の感じも頭に入れながら選ぶべきですね!
ジャズダンス・タップダンスで起こりやすい怪我は?
自然に体のケアが出来るダンサーが増えていったら嬉しいよね!?
ダンサーにとって身体のケアをすることは大切なのか?自宅でできるセルフケアは?等日々考え答えを見つけ、自分の身体を大切に健康にしていく必要があるんです!踊る以外に身体のケアを覚えておきましょう。
タップダンサーは、皆さん見たことがあると思いますが、タップシューズをはいて、足を素早く動かし、カタカタカタカタ音を立てながら踊るものです。
ジャズダンスはジャズの曲に載りながら踊りをします。アメリカのブロードウェイで踊っているダンサーですね。
タップダンサーはやはり中足骨の下だったり、足首の捻挫が多いですね。
①足首に力が入らない
②ャンプの着地に失敗しやすくなった
③ジャンプするとき踏ん張りが効かない 等
症状があらわれたときは応急処置をしましょう。
RICEの法則を
①まずはアイシング
②足の感覚が無くなるまでギンギンに冷やしましょう
③冷やしたあとは、圧迫して、挙上です。
④心臓よりも高い位置に足首を上げます。
まずは処置を早めに行うのが早期回復の鍵です。
中足骨や、着地した時に足指の骨に違和感がある場合は、レントゲンをオススメします。
ジャズダンサーも同様です。
ダンスに変わりは無いので、足首を捻挫しがちです。
病院に行くのもいいことですが、応急処置をしっかり早めにやることを先決にしてください!
足首をひねったり、腫れたりしたら「超音波治療」がオススメ
下肢の治療の為によく使われるのが「超音波治療」です。
超音波は高周波の音波を作って、皮膚を通して深部組織をあたため、腫れている組織を修復します。整骨院・接骨院には置いてある機械ですね。慢性の症状にもかなりの効果があります。
超音波は治癒を早めて、炎症や内出血を防ぎます。靭帯・腱・筋肉の怪我に効果的で、足首の捻挫にもよく用いられます。
治療をより効果的にするには、週に3回程度通院してみましょう。段々と腫れぼったい患部がすっきりしていきます。
電気治療も効果的
皮膚に導体をつけて、患部に電気的な刺激を送ります。
電流が神経の末端を刺激して、痙攣効果を生じ血流を増幅させます。回復を促進し、筋肉痛などに効果的です。
適切な理学療法を受けることが大事!
あまりに多くの治療はかえって悪化する原因となってしまいます。間隔を空ける事もよくありません。数ヶ月も理学療法を行うという事は、努力とお金の無駄遣いになることもあります。
通常は、2~3週間で理学療法の有益な効果が得られます。理学療法を専門としている「理学療法士」という資格を持った先生がいらっしゃいます。
もし理学療法を受けるのであれば、専門の先生も主治医の方にご紹介してもらって適切な治療を受けてみて下さい。
薬には色々な投与方法がある!?
最も一般的なのは、内服と注射です。飲み薬を使用する時は、袋の表面に書いてある時間帯と飲む数を守って下さいね。
例→1日1錠を1日3回
等と書いてあると思いますが、例えば寝る前に一気に3錠飲むとは違いますよね。もし薬の内服の仕方が分からなければ医師や薬剤師のいる薬局屋さん等にご相談して下さい。
自分勝手に服用量や服用時間を変えてしまうと、命にかかわる事もありますのでやめましょう。
「1錠で凄い効果があったから2錠飲めば2倍の速さでよくなるべ!」
と思う方もいらっしゃいます。薬の使い過ぎは、有害どころか中毒にさえなりえるのです。
注射による投薬は、薬品を直接必要な患部に送り込みます。ダンサーの為の注射の多くは炎症(怪我に対する身体の最初の反応)を抑えるものです。腫れの量を制限し、炎症の進行を抑えます。
炎症状態には、2・3本の注射しか行わず、1週間間をあけて使われます。3・4本を超える注射は必要ありません。
様々な病気を治してくれる「薬物療法」を試してみる
薬は色々な治療計画の1つとして用いられます。決して使い過ぎたり、特定の目的無く使ってはいけません。正しく使うことによって、炎症を抑え、痛みを止めて様々な病気を治していきます。
非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)
非ステロイド性抗炎症薬は炎症を起こすもとになるプロスタグランジンという物質ができるのを抑え、炎症による痛みや腫れをやわらげます。飲み薬の他に、坐薬や外用薬もあります。
これらの薬には、副作用として胃炎や胃潰瘍が起こることがあります。しかし近年では、胃炎や胃潰瘍の副作用を少なくすることを目的として開発されたCOX-2(コックスツー)選択的阻害薬という非ステロイド性抗炎症薬も使われています。
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は関節液に含まれる成分で、関節の潤滑油として働いたり、軟骨に栄養を与える働きをします。このヒアルロン酸を関節液に直接注入することで、軟骨を保護して炎症を抑えたり、関節の動きをなめらかにする効果が期待できます。
ステロイド
体内で作られている副腎皮質ステロイドホルモンと似た構造を持つ薬です。炎症を強く抑える働きがありますが、軟骨や骨が弱くなったり、細菌に感染しやすくなったりする副作用もあり、慎重に使用する必要があります。
ダンサーは足に大変な力を掛けてしまいます。そのため足の怪我をする事が多いので、予防する事も大事になります。
怪我をしない身体作りをする事もスポーツ選手として考えながらパフォーマンスを向上させてください!
食事もしっかり1日3回取り、お肉は体幹筋の基礎となるので、しっかり食べましょう!