8月24日から開催されている柔道世界選手権。リオオリンピックを見据え、世界一を決する大事な戦いです。
世界の柔道家が金メダル目指して熱い戦いを繰り広げます。
日本男子史上4連覇がかかる、海老沼匡選手。
ロンドン五輪金メダルに輝いている松本薫選手など中心選手が勢揃いです!
最終日には国と国をかけた団体戦もあります。
男子は昨年逆転勝利を納め金メダルに輝いていますので、今大会で連覇を狙います。
女子は、2年ぶりの世界一を目指します。世界バレー、世界陸上と見逃せないものばかりではございますが、世界柔道も皆さんで応援しましょう!
日本第一号金メダル『中村美里選手』
第2日の25日、女子52k級の中村美里選手が、2011年のパリ大会以来3度目の優勝を飾りました。
優勝した瞬間は、あまり笑みを見せず、何かを考えているような表情でした。
1本勝ちが出来ない悔しさがあり、満足してはいなかったようです。
2012年のロンドン五輪では初戦で敗れましたが、谷亮子選手を受け継ぐホープとして世間では騒がれ、19歳で2008年北京五輪では銅メダルに輝きました。
世界選手権では、2009年金メダル、2010年銀メダル、2011年金メダルとメダル続きです。
中村選手は、左膝の慢性的な痛みに悩まされます。
左膝前十字靱帯の再建手術を受け、約1年間実戦の場から離れました。
復帰後も本調子には戻らず、再び左膝のボルトを抜く手術を受けます。
骨太になって戻ってきた中村選手の今後の活躍に期待です!
去年の悔しさをバネに今年は金メダルを狙う『松本薫選手』
松本薫選手は2012年のロンドンオリンピック57キロ級で見事金メダルに輝いた選手です。
この大会では、日本金メダル第一号として話題沸騰でした。
オリンピック、世界選手権、ワールドマスターズ、全てのグランドスラム大会を完全制覇した最初の選手です。
試合前は厳しい顔つきで知られますが、普段はかわいらしい一面が見え、そのギャップに魅了される方が多いようです。
厳しい顔つきには、闘争心が溢れ出ていて、松本選手は強い!という印象が伺えます。
松本選手は、2008年に上腕骨外側上顆炎で、ボルトを埋めていました。
翌年には、右肩亜脱臼、太もも裏の肉離れをし、2年連続でグランドスラムを欠場することになります。
相次ぐ怪我に悩まさせながらも、2014年グランプリ・デュッセルドルフで3度目の優勝を果たすなど相変わらずの強さを見せます。
世界選手権の2回戦では、腕の靭帯を伸ばしてしまい敗退。長期的な休養が必要だと考えられておりました。
怪我が多いことが原因なのか、今年の5月、2016年のリオデジャネイロ五輪で引退を表明しています。
松本選手は『2020年の東京オリンピックでは、違う形で関与していると感じている』と言っています。
現役を退いた後も、柔道に関わりたいと話しており、サポーターかコーチか、柔道への関わり方は未定だと話していてます。
今は、最後のリオに向けて行われている世界柔道の金メダル、リオまでの一つ一つの大会をしっかりこなしてくれると思います。
世界選手権では2度目の金メダルを狙っていますので、皆さんで応援していきましょう!
カザフスタン・アスタナで初開催される『柔道世界選手権』
会日程は全7日間。無差別級を除く男女7階級の個人戦と、男女の団体戦が行われます。
来年に迫っている、リオ五輪の選考にも影響を与える重要な大会です。
日本柔道を世界に見せつけ、五輪へのチャンスを掴むため世界中の柔道家の技がぶつかり合います。
選手達が栄光を掴めるよう、強豪選手と戦う日本の選手を全力で応援しましょう!
整骨院の先生は柔道が必須!?
私たちの業界は、柔道の黒帯と必ず取得しなければなりません。
黒帯がないと国家試験を受験できないというルールがあります。
私達の正式名称は国家資格『柔道整復師』という名称です。整体師と一緒のような聞こえですが、違います。
A.国家試験に合格し保険診療ができるのが柔道整復師
B.国家試験が無く、自費診療のみが整体師
整骨院の先生は皆柔道を経験しております。
ざっくりですが、ひと昔前は、接骨院→『接』→ほねつぎといわれ、柔道練習中に骨折または脱臼した人をその場で整復することが基本でした。
これに活法を取り入れ、治療として提供できる様に至ったのが現在の整骨院です。
先輩方は皆柔道が強く、化け物級がゴロゴロ。
幾度となく、絞め技で落とされ、苦しいけど何故かその先に幸福感を得られたのでしょう。
オリンピッククラスになると、私なんかは足払いだけで空中を2回転されます。(これ本当です)絞め技は5秒で落とされます。
現在活躍されている柔道家は、少なからず縁を感じます。
全国の整骨院の先生は皆応援しているんです。がんばれ日本!!