1月29日を持ちまして、当院女神『高下さん』が最後の勤務となりました。今後は鍼灸国家試験に専念する為、しばらく現場を離れますが、合格したら新しい環境での『鍼灸』が始まります。1年9カ月の間、大変お世話になりました。とっても可愛いらしく、仕事が出来すぎる程の頼もしい子でした。日曜日に高下さんの声が聞こえなくなると、込み上げてくる寂しいものがありますが、次のステージでのご活躍を和ごころスタッフ一同心よりお祈りいたします。
開院してから初めての助手
開業してから【てんやわんや】していた頃に来てくれた、初めての助手さん。
お店を経営している人には解ると思いますが、自分のお店に初めて来てくれた方は、思い入れが強いのか、特別な感謝があります。右も左もやっと慣れてきたけど、でも忙しすぎて細かい所に手が回らない。。。体力の限界が来ていた頃にまさに『猫の手も借りたい』時。そんな時に彼女が来てくれました。
まず、何から教えて良いものなのか?自分ではこーやってるからそーやってみて!と当時を振り返ると意味不明な教え方でした(ごめんね)。にも関わらず、高下さんはズバズバやってのける訳です。むしろ、スムーズに院が回り患者さんにも雰囲気も変わって良かったわねーと言ってもらいました。本当に事務作業から掃除から接客対応・サービスが完璧で、私たちも見習う点が多々ありました。
字がめちゃくちゃ綺麗
女性が記入する字って、こんなにも美しいのでしょうか・・・自分の字が恥ずかしい程、字が綺麗です。全てが見やすいんです。来患簿とか帳簿とか、本当に習字習ってないの?!と思う程綺麗です。心も綺麗です。
書類系・POP系はエクセルでサクッと作ってしまう隠れプログラマー
ここが大いに助かる所でした。パソコンに不慣れな私は、例えば名札を作成できません。というか何も作れない状態でした。そもそもエクセルを使用した経験が無いに等しいんです。そんな中、タイプの速度が尋常で無いほど、目にも止まらぬ速さで打ち込んでいきます。直ぐに作成⇒印刷してくれます。和ごころ整骨院の掲示物は全て高下ベースとなっております。
illustrator・Photoshopはお手の物。エクセル関数入力当たり前。その計算式を入れたシートってどーやって作ってるの?!と酷く感心しました。お陰様で、私もずっと見て学んでいたので少しはPC作業が上達したと思います。
ポケモン描くの上手すぎ&ブラックボードは猫招き
トップ写真でのブラックボードは全て高下オリジナルです。特に指示した訳でも無いのに、まるでアートの領域です。カフェなんかと間違われるんじゃないかと思うほど、センスが光ってますね!このブラックボードを見て、ご来院された患者様は数知れず・・・前を通り過ぎる人もずっと凝視・話題となっていました。『この前の看板の絵上手いわね~つい見ちゃうわ!』
今後私の絵ではダメなんだろーなと。心配になります。
女性施術者のレベルから逸脱
ここは私が丁寧に指導した成果・・・よりも、鍼灸への知識が相まってすこぶる上達しました。私の過去に教えた後輩達よりも、群を抜いてピカイチです。勝手に上手になっていったような・・・天性の者を感じました。
これに鍼灸が本格的に入ると、将来人気者となるでしょう。有名な方々への駆け込みセラピストとなるはずです。施術も鍼も幾度と練習台となりましたが(受けたくてしょうーがない)とっても気持ちよく、時に痛みましたが、辛い箇所は治りました。本当です。
鍼灸師でのこれから
私は学生の頃から鍼灸を打たれ慣れています。たぶん比べ物にならない程練習台とされ、ぶすぶすザクザク打たれてきました。そんな私が、新卒の鍼灸師さんに言えることは
色んな人の鍼灸を自分の体で体感なさい
有名な先生・ゴットハンドと呼ばれる方の技術を、お金を払って受けに行くことです。
私はこれでも100人以上の先生に鍼を打って頂きました。細い針から中国鍼と呼ばれるぶっとい針まで。10人十色と同じように、刺し方や、打つポイント・持続性・弱深・抜きの速度・・・色んな方法があります。患者さんによって違うと思いますが、まずは自分が打たれることから始めてみて下さい。そしてそれをアウトプットし自分の技術向上に役立てて下さい。
学校で学んできたことよりも、更に深く東洋の神髄へ潜れるはずです。患者さんに打っておくだけではダメですね。セミナーばっかり出席しててもダメです。定期的に自分の給料から実際に受けに行くことに意味があります。得られる物は、講習会なんかよりも何倍もあるはずです。講習会が全てダメでは無く、あるレベルまで到達したら、更に知識を広げる為には良いでしょう。
美容鍼を追うに当たって~これからの鍼灸師の未来~
最近の鍼灸では、美容に効果があると【やっと】世間が認めるようになりました。何百年も前からあるのに・・・それほどまだまだ浸透していないのが現状です。女優でモデルの菜々緒さんが、インスタでアップしていたので一躍有名になりましたね。今後一般の方にも【必ず】広まります。すでに都内では浸透しつつありますが、地方では薄いですね。
『針って痛くない??』
これをどうベネフィットしていくかがポイントです。体に痛み・不調に対してキュア・ケアに行動する方は20%と言われていますが、更にそこから鍼灸を受けようと移行するかたは数%とごく僅かです。鍼灸だけじゃ飯を食っていけない!!と言われていますが、違います。
いかに鍼灸マーケティングをするか
です。大まかに
発信⇒認知⇒問い合わせ⇒施術⇒リピート⇒アフターケア⇒発信⇒仕込み⇒⇒continued
どの商売も一緒ですが、待っているだけでは厳しい時代です。差別化なんて言われていましたが、たぶんその時代も終わります。新規開拓からセールスを基本とし、育て上げリピートへ。キュレーションサイトやまとめサイトのお陰で、一般の人は変な知識が着いてることがあります。一筋縄ではいかないこともあるでしょう。そこを改善できれば、飯は困りません。
これが新規発信から拡散⇒問い合わせからの逆売り込み⇒信用⇒来院動機⇒更に植え付け⇒更に信用UP⇒初めて来院⇒拡散
こんな流れになります。スマホが普及した時代に乗って、誰もやっていない行動をすることが大切です。
この度、当和ごころを卒業した高下さんは、十二分に素質があり、どこの世界でも通用するでしょう。鍼灸師としてはこれからですが、和ごころで培ったモノが、将来の財産になれれば私たちは幸せです。ご活躍期待してます!