昨年末に、自転車事故に遭遇し『右ふくらはぎ肉離れ』になりました。とても痛く、しばらくは松葉杖が手放せなかった程です。この経験を活かし、もしも肉離れで悩んでいる方の一助になれればと『一人でできる肉離れの回復方法』をご紹介します。

発生原因「雨の日、朝」

私:娘を左腕で抱っこ。車庫前の歩道を歩いていたら、突然後ろからローキックを右ふくらはぎに喰らわれる衝撃→転倒。何が起きたのか解らず「痛ってぇ」と声に漏らす

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相手:左手で傘を差しながら自転車運転。左前方の視界が見えず、ノーブレーキのまま何かに突っ込む→私の右足でした。。。

受傷直後→とりあえずアイシング

何かがぶつかったのか?後ろから前蹴りを見舞われたのか?後に自転車前輪が右ふくらはぎ外側に衝突と理解する。足に力が入らず、ジーンと痺れる様な感覚に。仕事が始まるので、足をケンケンしながら復帰。

段々と、右ふくらはぎが『燃える様な感覚』に。ジワジワと痛みが下からこみ上げ、ヒリヒリジンジンと脈打つ様な痛みに変化。よってアイシングを始動。

写真で赤くなっている所が、前輪跡地です。。ここがヒリヒリ
ですが本当に痛むのは右側外側で、ここがジンジンしてくる。まだ肌色に変化はありません。

アイシングを15分冷やし、1時間空け、また15分冷やす。午前勤務を何とか乗り越えました。

 

受傷後5時間後~超音波療法~包帯固定

お昼になると、アイシングのお陰で痛みが麻痺してきます。冷えすぎてビリビリするのか、衝撃でビリビリするのか分かりませんが、冷やすと炎症を抑制できるんです。

まずは触診し、どの筋肉が負傷したかを細かくチェックします。チェックしているつもりですが、全体が痛くなってきているのでどの筋肉が切れてしまったのか微妙になってしまう現象に。普段は指の感覚に伝わってくるのに、自分で触ると痛みで解りません。

アイシングを外すと、30分程度で冷却感を炎症の熱が上回り、表面が暖かくなってきます。

ここで超音波をかけます。超音波は急性にも対応でき、炎症している部位を抑えてくれる(血小板を擬固させない)ので、少し楽になります。1人で治療する時は体勢が難しかったですね。ベットに乗せながら股関節を捻り足をさらけ出す。。。この姿勢でも若干痛みます。
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超音波をすると、ズーンと独特の響きがあるのですが、今回は受傷直後の為何も感じません。お昼頃から足を少しでも動かすと「攣れる」感覚に陥ります。

 

1人包帯固定

肉離れを起こしたら=アイシング&固定です。何故固定するのか?これは足を地面に着地しようとすると、ふくらはぎの筋肉が収縮し、伸展状態となります。
①足が挙がっている状態=フワッとしている
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②足が地面に着く=キュッと伸び、次の足を挙げる動作の手助けの準備となります。

この瞬間固定をしていないと、ふくらはぎの筋肉達は暴れ放題となり、痛みが広がります。固定して圧迫することで、筋の動きを抑え鎮静化させることができます。更に、圧迫することで離れている筋肉をくっつける作用を促します。

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固定する際には、足の角度に気をつけて下さい。足首は力を抜いた状態で下図の様に直角よりやや下げます。
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①まず包帯の下地に、柔らかい布のような物をあてがいます。明日~明後日には腫れが出る為、その予防として
一番痛む箇所に当てておくと次の日の腫れを抑えれます。
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②真ん中をぐるっと巻き、上にクルクル持ってきます。次に下にクルクル巻き下ろします。
③右図の下から上に持ってくる際には、ややテンションをかけ強く引っ張りながら巻き、8字を描くようにします。上行って⇒下降りて⇒少し引っ張りながら上に行って⇒また下に降りるの繰り返しです。

④最後は「包帯止め」があれば良いのですが、無い場合は布テープで代用してOKです。整骨院には包帯が服などでほつれない様に「伸縮ネット」というのがあり、包帯の上に被せます。病院は出してくれません。
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⑤最後に松葉杖です。
松葉杖は専門機関にしかありませんが、肉離れを起こした場合絶対にした方が治りが早いです。しないまま足をケンケンしていると、衝撃が蓄積され腫れが増すとともに、後に出る内出血が足に溜まってしまいます。なるべく10日~14日間は足を着かない様に心掛けましょう。

 

 

松葉杖の装着する際のコツと歩き方

身長に合わせますが、脇の下にフィットする様にしましょう。

 

a.垂直に起立し、松葉杖の高さを胸の上くらいに合わせます
b.肘が伸びきった場所に、手すりをセットし握ってみます
c.実際に体重をかけて、ぶらつかないかチェックします

 

しっかりと支えになっているか確認しましょう。

d.両脇に松葉杖を入れ、痛めた足は浮かせます。上図の場合は、左足に体重がかかっています
e.先に松葉杖を二本同時に前に出し、地面に二本同時に着けます
f.脇を支点とし、身体全体で前に乗り出します。この時右足は空中を浮いている状態
g.左足で着地しd.に戻る繰り返し

 

慣れるまで時間がかかりますが、慣れれば楽に歩行が可能です。
注意点としては、段差や階段は気をつけてください。両手に杖をしまい、ケンケン又は手すりor壁に沿うように歩いて下さい。

 

 

肉離れに湿布は有効か?!

効きます!ですが包帯の下に貼るので、カブレやすいのが欠点です。ご自身で包帯の交換が一日に3回できるのであれば、一緒に湿布も取り換えましょう。冷却されている感覚が気持ち良いいです。
そんな交換めんどいわと思うのであれば、しないのをお薦めします。氷でのアイシングのみで構いません。

結果を言いますと、湿布をして肉離れの治る期間が速まることはありません。炎症が引きやすいことは確かですが、筋の再生スピードを助けるのであればアイシングが一番です。

切れた筋肉を再生するには、最低10日はかかります。しっかりと「アイシング・包帯固定・杖で衝撃回避」の3点を守ってもらえれば14日後には歩けます。

分からないことや、疑問に思ったことがあればお気軽にご相談下さい。

 

 

肉離れにはハイボルテージと超音波が効果的

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肉離れ受傷直後は赤かった皮膚が、徐々に青白くなってきました。ふくらはぎ全体がパッツンパッツンと風船を限界ませ膨らませた状態となります。この時まだ足は地面に着けれません。

肉離れを発症して、3日目から段々と「青あざ」→「紫色」に変化してきました。歩くのは最初の頃と比べると何とかですが、踵のくるぶし~小指側の背中(足背部)が痛くなってきたのです。まだ治らないのか・・・

ふくらはぎ真ん中から、ややシコリの様な硬さが出てきました。触ると小さな玉のような感触があり、動きもありますが若干痛みます。これは切れた筋肉がお互いにくっつこうと頑張っている為、筋繊維が隆起することによって発生します。

切れた筋肉の上下に電気治療が一番効いた

整骨院では、必ず電気治療というものがあります。正直ここまで的確に効果が出るものとは思いもしませんでした。患者さんから良く聞かれるのが、

『何の為に電気ってやるの?やって意味あるの?』

です。
確かにチクチクピクピク感じますが、肩こり・腰痛でつける電気はイマイチ・・・というのが多い声です。『どこの整骨院も電気一緒ね!』なんて言われますが、確かに電気の感じ方は一緒かもしれません。着けても着けなくても変わらないわと言われて一年・・・本当に効いているんです。
初めてこんなにも効くのかと実感しました。

ハイボルテージ

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電気をしないでそのまま歩くのと、電気をした後の歩きがまるで違います!腫れもあり感覚が鈍くなっているので、電極はかなり強めの設定になり、通電中は足がグワングワンと動きます。動かされると張っているふくらはぎがほぐれます。

10分程度続けると感覚が蘇り、本来の電気刺激による痛さが味わえます。

実際に通われている患者さんには強すぎて設定できない裏チャンネルになりますが、本当に効きます。どうしても味わってみたい方はこっそりとお伝え下さい。

 

この後に超音波治療を加えます。

するとどうなるか?

張っているふくらはぎが、フワッフワッになります。

 

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更に滞っている血流が流れるので、余計紫色にどす黒く変化する。

写真では影で黒っぽく見えますが、実際は紫色です。ちなみに痛みがある場所は、色が変化している場所よりも5cm上となります。重力により切れた筋繊維周辺の内出血が下に落ち、腓腹筋郡の上を漂っている為です。

一瞬ですが、両足で立てます。歩けますが1時間程度の効果のようです。

時間が経つと痛みがジンジンと盛り返し、足が地面に着けれなくなります。まだまだこれから!

 

 

肉離れに効果的な腓腹筋テーピングをご紹介

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昨年自転車事故で発生した「腓腹筋断裂」ですが、私は自分で貼れるのでセルフテーピングしてみました。これは色々なスポーツにも応用ができ、かつ効果のほどは確かでございます。

 

①足がつる・むくみがある
②走った後にふくらはぎが突っ張る
③練習のし過ぎでアキレス腱が痛い! 等

 

この様なお悩みをお持ちの方にお薦めです。球技全般から陸上まで幅広く活躍できる為アキレス腱周囲炎・腓腹筋炎・肉離れ・シンスプリント・疲労骨折にとっても有効です。

 

 

腓腹筋テープの貼り方を動画付きで解説

Towatechさんから監修を依頼され、動画を撮影しました!セルフテーピングのやり方ですが、是非試してみて下さい!

1本目
STEP.1
5cm幅のテープを30cm1本、70cm1本で、合計2本用意してください
STEP.2
テープの角は切り落としておくと剥がれにくくなります
STEP.3
まずは30cmのテープを使います。 貼り始める前に5cmほど粘着面を露出させておきます
STEP.4
貼り始めは、足の裏です。 踵でテープを縦向きに5cm踏みつけてください。 この時に貼り始めの部分をしっかりと押さえつけておくのがポイントです。
踵よりも土踏まず寄りに貼ると剥がれにくいです。
STEP.5
膝の裏へ向かって、アキレス腱を通りながら、真っ直ぐ「5センチ」テンションかけながら貼っていきます。
動画では座ってますが、可能であれば足首を限界までピンッと上に向け、ふくらはぎをかなり突っ張った状態にもっていったまま貼るとなおgood👍
STEP.6
ふくらはぎの皮膚を出来るだけ伸ばした状態で貼っていくのがポイントです。 一度に貼るのが難しい場合は仮置きしながら貼ってください。
2本目
STEP.1
貼り始める前にテープのちょうど真ん中の粘着面を5cmほど露出させておきます
STEP.2
1本目と同じ姿勢のまま貼っていきます。 足首の関節を90°で固定します
STEP.3
貼り始めは、足の裏です。 踵の土踏まず側でテープを横向きに踏みつけてください。 この時に貼り始めの部分をしっかりと押さえつけておくのがポイントです
STEP.4
片方は、内くるぶしの下を通り、アキレス腱の上を斜めに通りながら反対側のふくらはぎへ向かいます。
この時も足首を限界までピンッと上に向け、ふくらはぎをかなり突っ張った状態にもっていったまま貼るとなおgood👍
STEP.5
ふくらはぎのふくらみに沿うように、少し丸みを帯びながら貼るのがポイントです。 この時に、ふくらはぎが緩まないように、足首は90度を維持してください
STEP.6
もう片方も左右対称に貼っていきます。 外くるぶしの下を通り、アキレス腱の上で先に貼ったテープとクロスしながら、反対側のふくらはぎへ向かいます
STEP.7
同じようにふくらはぎは、丸みを帯びながら貼ってください。 一度に貼るのが難しい場合は仮置きしながら貼ってください
STEP.8
貼り終わりは、それぞれのふくらはぎの上の方となります。 貼り始め、貼り終わりは皮膚への負担を軽減するため、特にテンションがかからないように注意してください
STEP.9
テープを馴染ませるために、全体をしっかり押さえます。シワができないよう注意してください。 これで完成です


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