去年の交通事故で、損害賠償・治療費を一切支払わないと相手側の弁護士に通達されました。話し合う為に、こちらも弁護士特約を使い担当の方を立ててもらいました。

物損事故の件を不服とし、人身事故へ切り替えるためです。当て逃げした相手を、刑事的に訴えることで損害賠償・休業補償・治療費・慰謝料を請求するという形です。

相手側に弁護士が立つと、まず一般の人は敵いません。どんなに知識があっても無理です。変に楯突いてしまうと、そこを訴えられ不利になる場合が多いそうです。素直にこちらも弁護士を立てましょう。

物損事故から人身事故へ切り替えるには、警察の双方事情聴取がある

金沢警察の場合、双方が揃って事故の状況を聴取されます。

各警察によって違うらしいですが、厳密に言うと双方は揃う必要が無いです。私の場合、事故の度合いが軽く、後遺症も無いため2人が揃っても平気だろうと担当の警察方が判断しました。

悪質なひき逃げ・当て逃げの場合は、双方喧嘩になることもあるので別々に聴取されるそうです。
別々の待合室に待機し、警察官が順番に事故の状況、今後どうするかを話し合いました。

①当て逃げは、その場から加害者がいなくなることを証明できないため刑事告訴に当たらない。
加害者がぶつかってから信号に停止する距離数が20メートルで、当て逃げにはならない。
③相手側の保険会社が、一切支払いをしないのは、おかしい
加害者側の弁護士がこれに乗じて支払いを一切拒否するのもおかし
⑤加害者が交差点付近で完全に停止していることを認める。
ここで警察の方が、相手に過失割合は少ないがこれ以上弁護士を入れて慰謝料も何も払わないのはどうなのか?!と説明してくれました。
⑥保険会社、弁護士を引かせて示談にしませんか?という警察の案に相手が同意。
⑦事故当日の損害分、病院通院費、治療費、慰謝料を支払うことで合意。

 

弁護士は、担当する人を全力で守ってくれる

法的に担当された方を守ってくれます。が、そのためにお互いの『粗探し』になるとのことです。

お互いの弁護士が担当者を守るので、仕方がないとのことらしいです。他の事件・事故ではお互いが認めない、話が進まない、損害の擦り付け合いとなり半年~一年かかるのも晒だそうです。

今回は相手側が過失を認めてくれたので示談に運ぶことができました。担当の弁護士の指示通り動いた結果です。私一人では、人身事故切り替えから何を準備するのか、どういう内容で説明をすれば良いのか解りませんでした。

法律を考慮する話し方・行動は決して一人ではできません。事故後の弁護士特約は使うべきだと分かりました。
この後、必要な書類一式も準備して頂き終了となりました。合意書

事故で分からないことがあれば、保険会社・弁護士に相談する

私の場合、事故の度合いも軽く後遺症も無いのが幸いでした。ですが相手側の対応に変化があり疑問が出てきました。
様々な事故がありますが、被害者が『ん?』と思うことも出るかと思います。

原則被害者は『補償』を受ける権利がありますが、相手の弁護士に丸め込まれ、充分『補償』を受けられていない方もいます。例えば

 

治療はして良いけど、自賠責保険は使わないで自分の健康保険の治療をしてくれ

 

は良く聞きます。
これは状況は多々ありますが、自賠責保険会社が負担が増えない為に使う手段でもあるので注意が必要です。
私達は法律に関してはド素人なので、少しでも疑問に思ったら

 

①自分が加入している保険会社に相談
②加入しているオプションに弁護士特約があるか確認
③知り合いに弁護士がいれば迷わず相談する

 

を御薦めします。
事故の度合いが重度な場合程、話し合いが上手くいかず『補償』が中途半端になったり、痛みがあるのに後遺症障害を取られ治療を早く終わらせようとされます。

 

被害者は元通りの生活ができるまで治療を続ける権利があることを忘れないで下さい。

事故後の怪我・対応・治療に疑問があれば一人で悩まず専門家に相談しましょう。
分からないことや、疑問に思ったことがあればお気軽にご相談下さい。