以前モンキーの記事を書いた時に排気ガス規制が原因で廃版になりましたという記事を掲載しましたが、この時には既にバイクブームは下火で乗車人口は減少傾向にあ有りました。

一大ブームが有ったのはちょうどバブル期の少し前1980年からで、第二次ベビーブーム世代までがオートバイに乗っていたくらいが事故率ナンバーワンでした。

 

 

~やはり事故件数は減少傾向です~

その後ハーレーに代表される海外製オートバイの台頭による高級路線化。原付バイクが売れなくなったのは少子化と若者に対する遊び方の変化で屋内でのカラオケやゲームが流行し学校の制服のまま遊びに行く傾向になり、電動アシスト付自転車の登場によって主婦層にウケたことによります。そのため交通事故の代名詞と呼ばれたバイク事故も年々減少し自動車や歩行中の高齢者に多く見られるようになってきました。

しかし最近になってオートバイの事故で目立つようになってきたのがリターンライダーの存在です。冒頭にもありますがかつて1980年代から90年代のカスタムブームをけん引してきた人たちが、今40~50歳代で少しゆとりが出来てきたこともあってまた乗り出して来たと言う事です。私個人としては非常に喜ばしいことですが、実はこのリターンライダーの事故が近年増えているのです。

参照:事故件数

 

何故このリターンライダーの事故が増えているかと言いますと、昔の(20,30代の頃の)自分の感覚で乗っていることが原因なのです。内容も相手車両を巻き込む事故と単独事故が半分半分のようです。最新のオートバイが昔より軽量化されいることで取り回しやすい反面、高性能化されており、当然加速や高速性能は昔よりも格段に上がっているので、今の体力や反射神経では到底追い付かず、ガードレールや相手車両に衝突してしまうのです。またほとんどの方が大都市圏に住み、近隣県にレジャーや観光などでツーリングをして、目的地やその道中で事故が起こっているのです。




 

 

~そのほかの原因~

一概にリターンライダーだけの問題ではありませんが、車からしてみますとバイクは車の死角にいることが多いのです。なぜならば車は遅い車両がいてもある程度の大きさから抜きたくても抜けないので、そのスピードを強制されます。しかしバイクはすり抜けを当たり前のようにしますので常に車両の左後ろすぐ近くを走ります。また二車線ある所では中央線にまたっがって頻繁に車線変更をしながら走行しますし、制動距離が短いことで車間距離が短いです。これらはすべて車にとって死角になります。さらにサンキュー事故に代表される衝突や、右折時も大きさから遠近が分かりにくいのです。

 

 

 

~昔流行った一人ツーリング~

私も当時やっていましたが夜中にふと思い立ったかのようにバイクで当てのないツーリングを楽しんでしまうのです。一人で物思いにふけりながらいつの間にか栃木とかありましたね。

しかし私は比較的新しいバイクに乗っていましたので故障はなかったのですが、知り合いなどは旧車を好んで乗っていた分、途中で故障して止まってしまい大変な思いをした人がいました。

 

 

 

 

~装備は整っていますか~

道路交通法の改正により高速道路のタンデム走行が可能になったり、スマートフォンでのナビゲーションの精度向上やオートバイ用ETCの普及により環境も整って遠出しやすくなりましたが、車と違い車体やシートベルトで守られておらず、例えヘルメットや脊髄プロテクター、頸椎パッドなどをしていても、転倒時の衝撃たるや相当のものです。また運よく頭部体幹は守れてもオートバイ事故の損傷部位の大部分を占める怪我は脚や腕といった行動機能部位の損傷が多いのも現実です。これは街中でも言えるのですが、パッド付の皮のグローブではなく、軍手だったり防寒優先のナイロングローブといったものや、暑さで軽装になったり肘・膝のパッドは格好悪いからつけずに走行してしまうことなどが原因にあるようです。また単独でのツーリングでは故障したオートバイを運ぶ手段はありませんし怪我の対処もすべて自分一人で行います。参照:バイクのロードサービス

 

 

 

 

~ブランクのある方はスクールがいいですよ~

普段からの疲労の蓄積や睡眠不足は「昔とった杵柄」では補えません。

疲労の蓄積や運動不足では体の中は睡眠不足と同じで、8時間寝ていたとしても修復が間に合っていないのです。運動不足だからこそ疲労が蓄積すると言っても過言ではありません。

やはりモータースポーツですので、コーナーでオートバイを操る反射神経と体力が必要ですし柔軟性もないと切り返せませんし冷静な判断が下せません。リターンしたての方は仲間を募ったり、行きつけのバイク屋さんに通ったり、メーカー主催のライディングスクールでスムーズな運転操作法を学んでおくといいかもしれないです。

参照:ヤマハ大人のバイクレッスン

 

 

 

 

~これもちゃんと処理してください~

そして忘れてはいけないことが有ります。他車を巻き込んだらちゃんと事故処理をするかと思いますが、単独事故でガードレールなどの公共物を破損した場合はどうしてますか?税金で作られたものだから弁償しなくていいと思っていたらそれは大きな間違いです。たとえ単独であっても『交通事故とは、道路交通法第2条第1項第1号に規定する道路において、車両等及び列車の交通によって起こされた事故』と定義されています。簡単に言いますと、「道路上で転倒した時点で交通事故」なのです。たとえそれが公共物であっても本当は何も壊していなくても警察に交通事故報告をする義務が有ります。これにより刑事罰を免除されるのです。

故意に破壊した場合はしっかり刑事罰がやって来ますが、報告義務を怠ると刑事罰がやって来ます。

参照:ガードレールにぶつかったら

 

 

 

 

~自賠責だけの方は注意が必要です~

こうした物損事故の場合は自賠責保険では、支払いできませんので注意が必要です。自賠責保険は対人賠償しかもおりませんので足りない分を補うためにも任意保険に加入しておくと良いかもしれません。車の任意保険をお持ちでしたら合わせて保険が掛けられます。

 

 

 

 

~快適で楽しいバイクライフの為に~

「人馬一体」と昔の人は言いましたが、自分とバイクのコンディションが共によくなければいけません。体力づくりと整備は万全に。

「装備はアナログも必要です」スマートフォンは電池切れや雨での故障、転倒事故での損壊で使えなくなることも。地図は事前にプリントして置くといざというとき便利ですし、レインスーツはコンパクトにしまえるタイプで、装備しておくと雨だけではなく防風対策にもなります。(特にズボンは大事です)

たとえ座っていても長時間同じ姿勢は疲れます。目的地で楽しめる様に小まめな休憩を取りましょう。帰りは暗くなり気温も下がります。

 

 

 

 

~事故に遭遇した時は~

1、お互いケガが無いか確認をする。骨折や脱臼などがあれば(出血や頭部を打った場合は必ず)救急車を呼びましょう。

2、警察へ電話して救急車の出動要請も出来ます。また痛くなくても転倒して身体を強く打っていることもありますので、具合が悪い時は歩道や安全な所に避難して安静にしてください。

3、道路上で明らかに意識が混濁しているようであれば救急隊が来るまで動かさないようにしましょう。頸椎を骨折しているケースでは死に至る事もありますので頭が動かないように軽く保持してあげると良いでしょう。

4、衝突後は興奮している為に痛みに鈍感ですが、時間が経つにつれて徐々に痛みを感じるようになりますので、必ず病院で検査してください。

5、痛くないからといって「物損扱い」にせずに「人身扱い」にして下さい。過失割合と交通違反は別問題です。

6、万が一に備えて免許証や保険証と一緒に緊急連絡先、血液型、持病、アレルギー、血圧、服用薬などを書いた紙が有ると助かる率が上がります。

7、車両移動する前に、事故現場の写真を撮っておきましょう。協力してくれる目撃者や、助けてくれた方の連絡先を聞いておき、後でお礼をしたいと言いつつ証言してもらえることも

8、痛みが無くても事故後3日間はスポーツなど過激な運動を、1週間は飲酒喫煙を出来るだけ控えて下さい。また体調に変化がある様でしたらすぐ病院へ受診して下さい。

9、後遺症を出さない為に治療は毎日行ってください。治療担当者や医師とのコミュニケーションを密にして痛みが消えてもご自身で判断せずに、医師や担当者に相談しましょう。

 

 

 

 

当院では各種保険の取扱いや分からない事などお気軽にお問い合わせください。また外傷症状に対しても状態に応じた施術と生活での取り組み方などもご説明致しております。

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