無題

朝起きると手がジーンと痺れている。さらに手を着いて起き上がろうとすると手首に痛みが走る。痺れてから物を上手く掴めなくなったなど、手の痺れに隠れている原因として手根管症候群があります。

主に中高年の女性手を酷使する仕事や趣味をしている方に出現する確率が高く、産後の方にも見られます。他にも血液透析をしている方、手首の骨折後の後遺症でなる方もいます。

 

 

手根管症候群とは?

手首を通る神経が、腱や靭帯が肥厚し圧迫され起こる痺れや痛みです。

手首をトンネルと例えると、トンネルが岩盤崩落・亀裂などが入り通行止め状態になることです。

 

原因

特発性というものが多く、原因不明とされています。

①妊娠・出産期や更年期の女性が多く生じるのが特徴です。産前産後のホルモンバランスの変化。
②骨折などのケガ、仕事やスポーツでの手の使いすぎ
③腎臓透析をしている方
血液透析をしているとアミロイドという物質が、横手根靭帯にくっ付いて正中神経を圧迫【アミロイド沈着症】
④腫瘍や腫瘤などの出来物からなるもの

 

症状

①夜間や明け方に痛みやシビレが増強するのが特徴的
②手首の真ん中を軽く叩くと、指先に向かってピリッと電気が走るような放散痛が出現
③触った感覚や痛みの感覚が鈍くなったり、過敏になったり
④親指が細くなる。母指球の筋肉が萎縮して痩せた状態

 

 

治療内容

1、手首の神経テスト、チネル徴候・ファーレンテストを行い
2、手のひらを上向きにし、手首の真ん中をトントンと軽く叩きます。

シビレや痛みが指先に広がるか?正中神経が圧迫されているとビリッと感じる
3、両手の甲を合わせて90度にします。1分くらいすると手にシビレや痛みが出るか
4、正中神経を圧迫しているものを、広げるイメージで前腕~手首周りをマッサージ
5、手首のアライメントを整え、空間を広げる様に手首を牽引
6、前腕部のストレッチをきつめに行い、超音波を

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それでも改善しない場合は手術を検討

寝ても覚めても痛みが続き、何もしなくても激痛が走るなどの場合は、手術も視野にいれることがあります。肥厚した腱・靭帯が分厚い場合は、切った方が治りが早い場合があります。

ステロイドの投与や、注射などもありますが、早期回復には手術も必要です。

 

神経が手首のトンネルで圧迫されると、親指がどんどん萎縮し猿手の様に細く変形します。手首~指の痛みが長期間続く方は、整形外科にて相談・診察することが大切です。