衆議院選挙が終わりましたが大方の予想通り、自公連与党が300議席しっかりとりました。

解散当時は希望の党が声高に始まり、野党民進党がバラバラになり、自民党は憲法改正にほとんど触れずに、投票日近くになるとようやく北朝鮮をダシにして憲法改正を訴えて来ました。

実は、憲法改正するには衆参両議会の2/3議席の賛成がれば国民投票にかけることができ、過半数を獲得できれば可決になりますので晴れて憲法改正となるのです。

今回の総選挙で憲法改正に賛成している政党は自民のほかに希望の党と大阪維新の会が改憲に賛成しているのです。

 




 

自民・公明・希望の党・大阪維新の会を合わせますと2/3議席に届いてしまいます。つまり憲法改正案を政府案として提出すれば実質通過できるのです。

ただし「国民投票にかけられますよ」ということです。政治家が憲法を勝手に書き換えられないのです。あくまで国民の許可なしに変える事が出来ない様になっているのです。

ここで注意しておきたいのが、私たち国民が最後の砦となり「世界に向けてこの国はこうですよ」と言っているのが憲法ですので本当にそれでよいか考えなくてはならないということです。

今回の選挙で2/3議席とれたなら、この小選挙区制度でも十分現行法で改憲の足掛かりができたというものですが、真の狙いは自衛隊の合法化だけではないのです。

もともと安倍総理は「国防軍」と言っていました。しかし身内からも難色を示す方がいることから「自衛隊を憲法に明記」にトーンダウンしたのです。

真の狙いは「2/3議席」ではなく「過半数」で国民投票に持っていけるようにしたいのです。改憲をもう少し国民投票にかけやすくして国民感情をあおり憲法をどんどん変えていきたいのです。

今優しいことを言ってますが次第に過激になり、場合によっては戦争を擁護する憲法になるかもしれないということです。そしてこれがもたらす影響も考えなくてはならないと言う事です。

 

 

 

 

本当は自衛隊を国際法上「軍隊 Army」にしないといけない?

IS(IS)イスラム国という組織はご存知かと思います。この組織は首都を制定し建国をしました。(もちろん諸外国は国と認めていませんが)つまりテロ組織あるいはゲリラ組織ともとれる集団が建国をして正規の軍事組織となっていても国際的にどの国もIS(IS)を国と認めていないため、軍隊ではなくテロ組織と呼ばれています。

 

では日本はどうでしょうか。世界中が国と認めてはいるものの、憲法で軍隊を保持せず交戦権を持たずと明記している国自体が存在しませんが、平和のために国際社会とともに歩もうとしている国が突如警察予備隊として組織され、やがて軍事装備を施され自国を防衛するために自衛隊と名前を変え組織されました。

 

かたや諸外国に認めてもらえず、かたや自国で認めず・・・この違いはいったい何でしょうか?

IS(IS)に至っては国としても軍としても程度が低すぎて話にもなりませんが・・・

 

 

 

 

大日本帝国憲法を復活させたいの?またもや国民に天皇万歳と洗脳するのか?

話は戻りますが、与党プラス希望と維新合わせて大保守連合が出来上がったことで、憲法改正賛成議席2/3と言う訳です。

小池都知事が「時代に沿った憲法を」と言っておりましたが、現憲法は前の明治憲法と比べると、天皇に関することと軍や統帥権に関すること以外はほとんど変わっていないんです。

さらに明治憲法(大日本帝国憲法)以前は鎖国をしていましたので国際的には認められてはいませんが、大宝律令がずっと続いていたようです。幕藩体制で幕府が国政を運用していましたが、廃止されてはいないんです。現実問題として世界最古の歴史と系統を持つ国が平和を尊ぶ憲法を掲げていることを国の不変の真理とすべきではないでしょうか?

まあ日本は世界からは敗戦国とみなされ、世界で1,2を争う軍事力を持つアメリカの庇護下にありますが・・・

 

 

 

 

実のところ本当に戦争になるの?

安倍首相は「戦争なんかいたしません」とか、「自衛隊を合法化にして国際舞台で活躍させたい」とか言っていますが、今本当に戦争する気はありませんし、一般に戦地に赴いても戦闘状態のところに落とされるわけではありません。ただいつ攻撃して来るか分からないので、装備を厚くしたいのです。さらに現状では、戦死者が出るより弾丸のほうが安く上がるのではないでしょうか?

早い話いつでも憲法を変えることが出来てしまうのが一番怖いのです。お国柄を表す憲法が時代に合わないからと、まだ攻撃を受けてもいない他国の脅威から守れないからと言って、他国を侵略しないまでも攻撃できる憲法って一体何でしょう?

憲法を変えても変えなくても攻撃されない保証もありませんし、攻撃するとも限りません。しかし相手国が反日感情だけで本当に宣戦布告して来るでしょうか?

戦争をするのには、宣戦布告するだけの「大儀」が必要なんです。

 

 

 

 

もし戦争になったら勝てるの?試してもいないのにミサイルは本当に落とせるの?

例えば今隣の北朝鮮がミサイルを飛ばしており、日本やアメリカに挑発的態度をとっておりますが、拉致問題がなければガン無視していますし北朝鮮もわざわざ日本に向けて発信しません。核開発さえしなければアメリカだってガン無視しします。北朝鮮はアメリカにとって利益にならない国ですから。

中国にしても同じです。日本に侵略するメリットが有りません。仮に侵略して日本を占領した時点で株価は大暴落し日本円の価値は「0」になるからです。しかも世界恐慌になりかねないので中国自体経済破綻します。

戦争をするにあたり一番に考えないとならないのは「戦略」です。戦略の段階で勝たなければ戦ってはいけないのは常識です。兵法においても最上は「戦わずして勝つ」であるから現時点で日本はその体制が整っていないのです。その理由は補給が整っていないと言う事です。

現在の自衛隊の保有する装備には上限が有り、年間使用量や補給量は予算折衝次第になります。したがって、いきなり戦争になったから大至急作ってくれとはいかないのです。

なので今の北朝鮮の様に挑発行為程度では予防策のPAC3が配備される程度で充分なのです。

 

 

 

 

今後増えるかもしれない防衛予算

しかし自衛隊が明記されるとなると防衛予算が今後増えることは大いにあり得ます。もちろん景気対策もやらなければ防衛予算どころではないのですが、最近少し話題になりましたが「潜水艦技術の販売」でオーストラリアでの受注が惜しくもフランスに負けてしまったことはご存知でしたでしょうか?

今後はこういった軍需産業に進出し自力で防衛費を稼げれば予算の削減にもなります。

そして最大の補給問題は「人」です。少子化に伴いわざわざ戦争を起こす政府はありませんし、徴兵制にせよ兵士に育てるのに2年以上かかるでしょう。そこまで育てる予算は膨大ですし毎年予算は膨れ上がります。そして実践になり戦死すれば補充が利かないのです。

 

航空機や艦船なども現在は保有台数が決まっていますのでそのリミットを外すと莫大な予算が必要となります。

 

仮にミサイル攻撃を受けて反撃する際に、相手国基地を破壊するにしても何を使い攻撃しますか?地上からのミサイルは地対空ミサイルがほとんどですので、ノドンやテポドンのような中長距離ミサイルは保有しておりませんので、駆逐艦やイージス艦からの艦上ミサイルや、戦闘機における空爆ともすれば、制空権や制海権が必要になります。

そのため1機落とされてもすぐには補充が利きませんのでやたらに仕掛けることもできないのです。

 

大陸間弾頭弾は言わば宇宙ロケットですので東向きに飛ばさないと飛ばないのです。確か秒速11km以上の初速が必要なので、自転方向と逆に飛ばすのは大変なエネルギーを必要とします。なので日本は持つ意味がないのです。

 

 

 

 

 

憲法を変える意味とは?

日本の最初の憲法である17条憲法の第一条である「和をもって貴しとなせ」といきなり謳っている国がどこにあるでしょう?「最初からみんな仲良くすれば争わなくて済むでしょ?」と言っているのです。古来より八百万の神々のおわす国とされ、良いも悪いも境なく、供物をささげ、お祈りし実り豊かになれば「こんなに実ったのはあなたが悪さしなかったからだよ」といって、収穫をお供えし奉り皆で喜びを分かち合うのが日本人というもの。何事にも受け入れ上手で日本人向けにアレンジしてしまう事に長けているのも日本人らしさというものです。

第二次大戦では世界中から宣戦布告されアメリカに原爆を落とされても相手を憎むことなく仲良くし今や経済力トップの国になりました。

そんな「世界最古の国が平和でいようよ」といって何が悪いのでしょうか?西暦701年から明治憲法発布まで大宝律令を使っていた国がいまさら時代にそぐわない理由で憲法を変える必要ってあるのでしょうか?

本当の恐ろしさとは・・・

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